世に仇なす者 ネオ・リユニオン 11 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 山本【…来た!真・八刀一閃】

セフィロスの真の必殺技。強力な追撃を繰り出す究極の一。…だが、これを防ぐことが出来なくば、剣士の名が廃るというもの。

 

して、その結果というのは意外なものであった。激しい残響音が響き渡る。両者の手には、本来持っているはずの得物が存在していない。

 セフィロス「成程…やはりお前は脅威だ。」

その後、宙を舞っていた互いの武器が地上に金切り音を立てながら突き刺さる。

 山本「いや、駄目だ。やっぱり、あなたは強い。残念だが、今の俺では勝てないということか。」

セフィロスは、そんなことを言いながら謙遜していると思いきや、顔をよく見ていると、笑みを隠しきれていない山本を見て彼も同じように不敵な笑みを浮かべる。

 

 セフィロス「…ふっ、やめだ。計画を頓挫されてしまっては、もはやどう仕様もない。次の作戦に移るまでだな。」

と、セフィロスは何故か嬉しそうな顔をする。

 山本「なんで嬉しそうなんだセフィロス?」

 セフィロス「いや、あの燃え盛る鳥が言っていたとおりだと思っただけだ。お前には、あの理不尽極まりないあいつを倒す力が確かにありそうだ…が、それでは駄目だ。」

セフィロスは、そのまま何処かへと立ち去ろうとする。…その前に、山本に対しあることを言い残す。