希望の街 【離】21 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

千住さんのことは後で考えるとして、いや成る程この街何なんだ一体?…気になることはさておき、この街、どうやら数多くの異世界につながっていることは間違いない。これは異常事態。完全に時空省案件だな。まぁこの場にいるからもう上では話がトントン拍子で進んでるのだろうが。

 宇和島「成る程、異世界の皆さんで寄り合いを作って話を決めているというのは本当だったんですね。いや、皆さん実力者ですし、国のトップの経験がある方々ばっかり。経験豊富だし、よくみんなをまとめられてたんだなぁと思う。」

 山本「そうみたいだね。でも、なんで今まで時空省がこの場所を見つけられなかったのか?」

 

と疑問に思う山本。が、考えてみると彼はなんとなく思い当たるフシがあった。そういえば、第一次時空大戦では、同じように銀河が作った異空間で、異世界の者たちが前線で街を作って協力し合っていたとかなんとか。ただ、そのときはこれより小規模だったとか。しかし、何故か銀河はその拠点につどう彼らを倒すということをせず、むしろ放っておいたという。今回も、ちょっと似た状況だが、この街はその時と比べて遥かに大きい。

 モルガン「ふふ、どうやらなにか思い当たる節があるようですが?」

 山本「ああ、あるちゃあある。けど、それは又戻ってから話そう。…それに、そろそろあっちの自分は起きる頃合いだし、モルガン陛下。そろそろアレの準備ができた頃合いでは?」