希望の街 【破】16 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

そういう自体を経て、今現在彼らは軍船の上にいるということだ。先に巨大化して街へと戻ったケルヌンノス以外全員、顔は疲労困憊である。一般兵士も含めて、島から離脱する際に急ピッチでドタバタやればそれはそうなる。

 山本「いやいや、兵士の皆さんにも迷惑かけたなぁ…。」

とすっかり疲れ切っているのにも関わらず、周りの心配をしてくれる次官に対し、呉軍兵士はねぎらいの言葉をかける。

 兵士A「いえ!とんでもないですよ!お陰様で、我々にも希望が持てそうなんですよ!」

 兵士B「そうですよ!これで、我々は大規模な二正面作戦に出られるんですよ!」

ほう、二正面作戦とな?うっかり兵士が喋ったことを質問しようとしたが、せっかくなので街についてからにしようと思う山本次官なのであった。

 

そんな中、久しぶりに出会った辻谷は、ドチャクソぐったりしている。少しだけ彼の話をするとしよう。ここまで色々ありすぎたというのもある。まず、セフィロスとの戦いが終わった後、彼はアインツベルンの森にいることに気づき、このままここにいるとやばいのではないかと思い逃げようとしたところ、運悪くすぐさまこの森の主【イリヤスフィール】に遭遇。その場にいた全員一瞬身構えたが、何故か彼女は快く迎えてくれたのだ。