と、マダラはそのまま二人に付いてこいという仕草をする。どうやら、この場所を案内するようだ。
オベロン「手招き?ああ、ついてこいってことか。」
アルトリア「ついていくしかないようですね…。でも、ここは現実の空間じゃないのでしょう?何かあるかもしれません。気を付けましょう。あの人どう考えても胡散臭いですし。」
そのまま、マダラの後を付いていく二人。しかし、改めてここは本当に幻術なのかと思うほどリアリティがありすぎる世界だった。全てがまるで本物のようで、肌に感じる空気感、視覚に映る映像、足元の感触。いくら何でもすべてがさも現実ではないかと思う物だった。
オベロン「いや、しかしこれ本当に幻術の中なのか?」
マダラ「驚くのも無理はないか。うちは一族の見せる幻術は、そうだな?説明するならお前たちの世界でいう所の仮想現実の技術をさらに発展させたことができる…といったところか?その辺の幻術使いと比べてしまっては困る。」
とそのまま二人を連れるマダラ。しかし、この研究室らしき場所はあの謎の女博士が働いている場所なのだろうか?他にも、研究員がいるようだ。
アルトリア「うわ、これも幻術?」
マダラ「そうだ。勿論、彼ら彼女らの実際の彼女の部下を再現している。幻だがな。」