第二部 外伝  第一回財閥会議 16 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

 白銀「マジなのかこの内容…。」

 オベロン「ああ、君たちもニュースで知っている通りさ。西日本の地方都市で観測されてる時空のゆがみ、あれは明確に何者かが発生させたものだ。この世界を攻め込むために作り出した人工物だよ。しかも、今僕たちが生きている2020年だけじゃあない。同じ場所に、時空を飛んで突如現れたのさ。」

驚愕する一同。今、世間を騒がせているあの謎の歪みの正体を知る人物が目の前にいるからだ。

 

オベロンの言う通り、この時空の歪み、それは西日本の地方都市【冬木】に現れたものだ。因みに今オベロン達がいるのは2020年代。本編で山本たちが迷い込んだのは2000年代後半。全く関係ないように思えるが。この空間、実は時空を飛んで同じ場所に突如現れたのだ。

 

 石上「ん?それってつまりこういうことですか?今まで過去の時空になかったのに、過去の同じ場所を撮った写真に今まで映っていなかったのが現れたみたいな感じっすか?そんなSCPみたいな現象が現在進行形で起こってると?」

 オベロン「お、君中々するどいね。しかしSCPと来たか。今はやりの都市伝説だっけ?なるほどいい例えだ。個人的には【星新一】のショートショートに出てきそうな奇妙な現象だけど。まぁそこは置いといて。その通り、少なくとも、人類史が発生した時からある年代を除いて突如冬木に発生したという認識でOKだ。あ、そうそう、これを見てくれないかな?」