第二部 予告兼オープニング 1  ある男の回想 | 時空省 時をかける者達

時空省 時をかける者達

時は25世紀、設立から数百年たつ時空省は2度目の危機を迎えていた。その中で、地球時空省次官【山本誠一】と、臨時副次官【辻谷広行】は、時代や世界観を超えた仲間たちと共に、強大な敵と戦っていく。

全てはここから始まった。那由多銀河が第二次時空大戦を行うために、初めてスカウトした人材はこの男であった。が、その出会いで、この世界は特異点と化し、元の世界とは完全に離れることとなる。

 銀河「…これで満足したかマダラ。おかげで、本来の世界線では成し遂げれらなかった夢の世界は完成した。君の子孫がやらかしたことも全てチャラだが。」

 マダラ「いや、元の世界線がそれではなぁ、銀河よ。それでは駄目だ。それでは意味がない。一応、この世界では俺の願いは達成された。が、他の世界線の俺は出来なかったのだろう。では駄目だ。」

 

マダラは憤慨する。それでは駄目だ。そんな自分が存在する世界線があるという時点で納得がいかない。…しかし、自分の夢をかなえてくれる人物が目の前に現れた。これは何ということか。初めて彼と会った時の興奮を彼は未だに覚えている。おかげで、目標を一つ達成することができたからだ。

 

彼は、別の世界から来たといった。彼の言うには、このままだと、自分の計画は全て頓挫するということを聞かされた。それでは駄目だ。ならば、ということで、マダラはその男のことをよく聞いた。

暁もよく動いてくれた。木の葉の救世主となる人物も消した。忍び五大国も後はなく、本来の黒幕も、神を超えた者のおかげで対策は完璧だった。