?「さて、マダラ殿。聞こえますか?あなたは本物で間違いないのでしょうね?どうやら、あなたの偽物がいたのですが?」
マダラ「ゾフィスか?銀河は魔界の王を決めるための100人の魔物までよこすとはな。…ああ、その話なら聞いている。銀河も俺のことを警戒していることは分かってはいるが、少なくとも俺は本物だ。…そういえば、昼間は悲惨な目にあったようだが?」
ゾフィス「ええ、そうですよ。なんであんな場所に彼女がいるんですかね!?それに、妖精王オベロンまで!!あれだけの戦力を擁して負けることが本当にあり得ませんよ!!しかも、あのビルの所有者があの男とは…」
どうやら、昼間の冬木の件で色々とあったらしい。通信越しからは相当ないらだちを隠せないでいる様子が分かった。
マダラ「まぁ落ち着け。言いたいことがわけわからんことになっとる。…後で話は聞いてやるから要件を話せ!」
ゾフィス「おっと、そうでしたね。私としたことが…。今そちらはどのような状況ですか?この戦力で相手を圧倒して倒せるとあなたはおっしゃったそうですが?」
と、ゾフィスは尋ねたが、ここで悲しい返答が待っていた。
マダラ「…お前、又騙されてないか?あくまで今回は相手の戦力を削ぐぐらいと連絡しておいたはずだが?」
もはや、敵方に指揮系統もあったものでなくなっている状況であるということがはっきりした。これも、すべてある男の思惑通りである。