野球場の空はどこまでも澄んでいて


流れ落ちる汗もそのままに構えてる


沸き上がる歓声 ブラスバンドの音色が


小さな球を追う僕たちを彩ってた



広げたグラブをかすめて すり抜けていく感触は


砂ぼこりを立てるスパイク たどりつけないほど長い距離



夏が終わる 届かない夢 膝をついたその瞬間に


肩を抱いて喜びあう人を見つめてた


夏が終わる 続いていくのは主役のいないスクリーンの中


今はただ鉛のような体を横たえたいよ



舞台では大きな何かに演出されて


操られる僕は言葉さえ交わせない



最後の幕を下ろすのは 味気ないほど短くて


がむしゃらに走る一途さは 後悔の波に飲まれてる



夏が終わる 広いステージを駆け巡った時間はわずかさ


悲しいほど膨大な時を犠牲にして


夏が終わる 本当の秋が降りてくるにはまだ遠すぎて


続いてく太陽の輝きが少し切ない



涙さえ出てこないよ 悔しさより虚しさが


僕の胸を絞めたまま離れないよ


鳴き続ける蝉のように 限られた時の中で


巡り来るチャンスは崩れやすいから