面壁九年(めんぺきくねん) | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

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今回 ペタ いいね!が受け付けられない事態になりました
お客様の接客を最重要視していかねばなりません
何卒、ご了解の程お願い申し上げます

とらんくすや。

年末年始

休まず営業



面壁九年(めんぺきくねん)

達磨(だるま)大師が、嵩山にある少林寺に籠り

壁に向かい九年間の座禅を続けた

そして、悟りを開いたのです



一つのことに忍耐強く専念すること

長い間わき目もふらずに打ち込んで

努力することの喩とされます



壁観(壁となって観ること)

「壁のように動ぜぬ境地で真理を観ずる禅」

その様な事から生まれた伝説とされます



しかし、達磨さん日本では人気でございます



人形の 「だるま」 さんは?





達磨(だるま)大師が、面壁九年の座禅によって

手足が腐ってしまったという伝説が起こり、

玩具としての「だるま」ができたのです



多くは赤色の張子(はりこ)で、

目の部分は書き入れずに

空白のままに残すスタイルです

そして何らかの祈願を行い、

祈願が叶うと目を書き入れるというものです

赤色は古代より魔除とされ

この赤色が好まれているのです



もう一つお話が有ります




七転び八起き

何度失敗しても、

諦めずに立ちあがることの喩ですが

浮き沈みの激しい人生の喩とも言えます

頑張って、転んでも立ち上がろうでございます



さて、七度転んで、八度起きるのは?

一つ多くないですか?



仏教の説法に基づきますと

「おぎゃ~」と生まれた時、

人間は一人では起き上がれないのです

親のお蔭で立ち上がらせて頂いたのです



そうです 親のお蔭で、
今のあなたが有るのです

この恩を忘れず生きてゆく、

そして、親への感謝を忘れない事です



とらんくすや。親父

達磨(だるま)柄の藩津(ぱんつ)を販売する時の

決まり文句の講釈でございます