年年歳歳花相似、
歳歳年年人不同
本日御来店のお客様
十年以上も御来店頂いている御贔屓様です
お客様から、
「お店を出して何年になるのかな?」
と、お聞きになられます
とらんくすや。親父
「14年になりますね」
「お互い年を取りますね」
と、二人で笑いました
お客様からのお褒め言葉
「しかし、藩津(ぱんつ)は、
本当に長持ちするよ、年を取らないね」
とらんくすや。親父 洒落を飛ばします
「人間様より、長生きしますでしょうか?」
ジョークでございますね
人間、しかたが有りません
年年、老いていくものですね
しかし、藩津(ぱんつ)に描かれた
お花は枯れません
花の様に、常に若々しくいたいと思うのは
女性だけでは有りませんよ
白髪に成るのは本当につらいものです
どうしようも有りません
白髪に成る翁(おきな)の心
を詠んだ漢詩です
年年歳歳花相似
年々歳々、花相い似たり
歳歳年年人不同
歳々年々人同じからず
寄言全盛紅顔子
言を寄す 全盛の紅顔の子
応憐半死白頭翁
応に憐れむべし 半死の白頭翁
花は、毎年綺麗な花を咲かせる
しかし、人間は年毎に老い
生まれるもの有り、死ぬもの有り
移り変わる
人間の世界は本当に儚いもの
花の盛りの紅顔の若者よ
今まさに老いぼれ
死の淵に片足をかけたような白髪の老人を
憐れみたまえ
しかし、とらんくすや。親父は
無常観に浸っては、おられません
めげずに、白髪であっても
若者よ! 俺の後について来いと
頑張りたいと思います