龍袍(りゅうほう)とは? | ~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

~浅草『とらんくすや。』の浅草徒然日記~

『とらんくすや。』の親父の毎日を日記に更新していますので、皆様の浅草観光のお役に立てれば是幸いです
今回 ペタ いいね!が受け付けられない事態になりました
お客様の接客を最重要視していかねばなりません
何卒、ご了解の程お願い申し上げます

吉祥文様を、探し求める

とらんくすや。親父と致しまして、

吉祥が吃驚するほどちりばめられた、
龍袍(りゅうほう)なるものを
語らずには、おられません



龍袍(りゅうほう)とは、
皇帝のお着物でございます

どの様なものなのでしょうか?



とにかく、吉祥文様 満杯でございます






中国 清(しん)の時代ですと

位により、服の色が違っていました

皇帝 明黄(めいこう)(黄色)

皇太子(こうたいし)は
杏黄(きょうこう)いわゆる琥珀(こはく)色です

皇子(こうし)は金黄(きんこう)オレンジ色のことです

その他の人たちは、 青色です



女性も同じように色で区別されていました



龍袍(りゅうほう)という皇帝の服

龍を中心に描かれています

皇帝の印です

その龍は、五本の爪を持つ龍です、
そして、二本の角を持っています

色は、金色でございます





しかも、九つの龍です

胸、背中、両肩 に表されています 計 四つの龍

裾辺りの前、後に、向かい合った二つ龍 が
描かれます 計 四つの龍です

あと、一つの龍は、胸の重なった部分に描かれています

この龍は見えません



龍だけで、凄いですね



更にですよ・・・



霊芝雲・・・
龍の周りには、不老を象徴する瑞雲である

卍(まんじ)・・・幸徳の集まる処

蝙蝠(こうもり)・・・
「蝠」が「福」と同じ発音であることから、幸福の印

蝙蝠が卍を咥え・・・万(卍)福(蝙蝠)

寿 の漢字

海水江牙・・・
海と山との組み合わせは、国家統一を意味します

八宝(はっぽう・・・
八つの宝が、波に漂っています



八宝(はっぽう)とは?



法螺(ほら)・・・妙なる音を出し気運を開く

法輪(ほうりん)・・・円転してやまない

宝傘(ほうさん)・・・人びとを保護する

天蓋(てんがい)・・・人びとを病気や貧困から救う

蓮華(れんげ)・・・汚泥に染まらず清らかな花を咲かせる

宝瓶(ほうびょう)・・・福智円満な

金魚(きんぎょ)・・・堅固活発で邪悪を退ける

盤長(ばんちょう)・・・終りがなく長寿を意味する



この様な、衣服 着ていらっしゃるのが、
皇帝でございます



一つでもよいから、お零れにあずかりたいと、

龍や、金魚の柄の藩津(ぱんつ)を穿いております

とらんくすや。親父でございます