西原村モーニングトレイル【レース編】
2018.7.29(日)
「西原村モーニングトレイル(スタンダードコース(16km)」のレースに参加しました。
6:30
西原村「萌の里」をスタートのホーンの合図と共に、スタンダードコース(16km)のランナー約200名以上のランナーが走り出します。
今年から男子と女子のスタートが、分けられて男子が6:30スタート、女子が15分後の6:45スタートです。
[美ジョガーさんと走れなくて、残念やね]
(笑
スタートしてすぐに、一本道の登りが始まります。
すぐ前に、トレイルランニング経験者と思えるランナーさんがいたので、その方に憑いて山を登りました。
足の置き場を見習いながら、同じ場所を踏みながらひたすら登ります。
流石、ベテラントレイルランナーさん(私の中ではそう思っています)の足の踏み場を真似る事で、安定した登りが出来ます。
しかし、坂が急な為、息が上がってきました。
心拍数も、150bpmを超えています。
更にまだまだ、登りが続きます。
トラ「何で、出たんだ」と弱気の虫が囁きかけています。
ようやく、山の上に到達したと思ったら、直前にいるベテラントレイルランナーさんが、走り出しました。
慌てて私も走って、憑いて行きます。
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何かの記事で、トレイルランナーさんが、言っていた事を思い出しました。
「登りはひたすら歩いて、走れる所は出来るだけ走る」と。
やはり皆さん、それを実践しているんだ、トレイルランナーさん達のタフさを感じる瞬間でした。
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立田山のコースで練習していましたが、それ以上の登り坂が、続きます。
コースマップを思い出すと、
前半の5kmまでは登り基調だったな。
となると、もう少しで下り基調となるはず。
ところが、少しは下りもあるのですが、その先は登りが続きます。
たまに、気持ちいい木陰のトレイルもありました。
しかし、そのトレイルもそれ程長くはありません。
ていうか、疲れ過ぎて気持ち良さを感じる余裕が無かったのだと思います。
無謀にも、前を走るベテラントレイルランナーさんをパスして、前に出てみました。
トレイルで先頭を走るのは、道を間違えたらきっと後ろのランナーも憑いてくるはずなので、間違える訳にはなりません。
必死に道標となるマーカーのテープを探しながら走りました。
始めてのトレランでしたけど、競走ではなくて、「共走」と呼ばれている事が、よく分かる瞬間でした。
暫くすると、後からの圧を感じて、脇に避けました。
トラ「頑張って下さい」と声を掛けると
ランナー「ありがとうございます。」と返って来ます。
ロードでの駆け引きとは、また違った感じが素敵だと思いました。
ロードのレースでは、お互いにライバル意識を持って、競い合って、キツくても、頑張れるところが好きです。
山頂を過ぎて、景色の開けた、トレイルを走っていると、曇り空から日光が差し込んでいる、なんとも幻想的な風景を見ることができました。
いつもマラソンのレースでは、風景を見る余裕は、無いのですが、山の上から見る景色はとても素敵でした。
トレランにハマる理由の一つだと思いました。
そこで、一旦立ち止まって、リュックから、冷えたゼリーを取り出し風景を眺めながら飲みました。
「トレランに、ハマりそうです。」
数名のランナーが、通り過ぎていきます。
気合いを入れなおして、再出発です。
抜いていったランナーさんを追いかけていきます。
ハイペースのランナーが近づいてくるのが感じられたので、振り返ると高速美ジョガーさんでした。
すぐに、道を譲ります。
憑いて行けるレベルの速さでは、ありませんでした。
女子の1位のランナーさんでした。
何で、こんな足場の悪い道を、あんな高速で走れるのか?
全く、理解出来ません。
ようやく下り基調となってきました、下りといっても、段差があるので、走れる所はありません。
すぐ脇は、断崖絶壁の所もあります。
このフラフラ状態で、踏み外したらと思うと、緊張感で心拍数が上がります。
走れる所は、走ります。
足場が悪いので、思うようには、ペースは上がりませんけど。
脚が、攣り始めています。
大腿筋は、既にパンパンで痛みを感じてきました。
「トレランには、ハマれそうに無いです。」
[さっきまで、ハマりそうって言うとったど?どっちかい!]
(笑
遠くに、唯一のAS(エイドステーション)のテントが見えました。
水分は、十分持っていましたが、ひと休みしたくて、立寄ります。
梅干しと冷えた桃を頂きました。
残りの距離は約4kmです。
この最後の4kmには、ロープを使って降りる所があったり、ハシゴを登ったりと泥だらけになりながら進みました。
ゴールが近づいてくると、スタッフの方々が、
スタ「あと少しです!頑張って下さい」
スタ「ラストです。」
と声をかけてくれます。
遠くで、ゴールのアナウンスが聞こえて来ました。
ゴールする選手を讃えてくれています。
ゴール直前の丘を下っていくと、
アナ「蛍光色のランナーさんが、もうすぐゴールです」
と、私の事を呼んでくれました。
それに、手を上げて応えます。
調子に乗って、坂を一気に下って来て、脚が攣り始めました。
ゴール直前では、キリキリと脚が痛みます。
そして、ゴール!
なんとか、完走することができました。
コースに一礼をして、記録証を頂きました。
記録 2:53:50
順位 56位/241名中
宮崎のレジェンドランナーさんには、またもや、エイド以降で千切られてしまいました。
[もっと、根性を見せて頑張れ!]
ゴール後に、冷たいウドンを頂きました。
疲れた身体に、染み込むような、柚子ごしょう風味の美味しい冷やしうどんでした。
ご馳走さまでした。
大会開催のスタッフや、地元の方々やボランティアの方々に感謝します。
ありがとうございました。
トレランに、ハマりそうかって?
トレランで走るのは、ツラいです。
けれど、山頂からの見た景色を、もう一度楽しみたいと思いました。
[ハマった
な]