第9回 天草マラソン2014 【詳報 後編】
「天草マラソン2014」ようやく折り返しを過ぎました。
「ウデ・コシ・タンデン・チャクチ…。」
声には出さなくとも妄想封印のために唱え続けています。
背後から足音ではない一定のリズムで
「チャッ、チャッ、チャッ…。」
と聞こえてきました。
顔を挙げると、なんとスタートで横に並んでいらっしゃったhentaiラ…、失礼裸足のランナーさんが追い上げて来られました。
トラ「うわっ、スタートの…。」
それ以上はきつくて声になりませんでした。
裸足のランナーさんはニコリとして走ります。
この方はスタートで話をした際に、
裸足「フルマラソンは1年に4回は走っています。ウルトラマラソンにも出ました。」
って言ってたな…。
憑いて行けるかな?
どうしようか?
いや、そんな弱気じゃ撃沈できないよ。
イヤイヤ。撃沈前提じゃないし。
裸足のランナーさんがペース上げて来たと言う事はまだまだ余裕があるんだろうな…。
しかし、裸足に負けるのはナンカ悔しい。
[訳のわからない負けん気か?]
と憑いて行くかを悩む。
ベテランランナーさんだが、それほど離れはしない。
よし、憑いて行こう。
そう決めて、暫く並走させてもらいます。
裸足のランナーさんは道路脇の白線の上を走っています。
アスファルトよりも足が痛く無いんだろうな。
往路から走って来るランナーの反応が面白い。
裸足を見て皆んな「おっ!」とか「え~?」とか、フルマラソンを裸足は無いやろ~~って顔でビックリして走り過ぎます。
更にエイドに寄った時は、
エイド「えっ?裸足!頑張って~~!」
応援の声が高まります。
羨ましい!
俺も靴を、脱いで裸足で走ったろか~~!
と言う事は微塵も考えきれませんでした。
裸足のランナーさんと抜きつ抜かれつを繰り返して行くうちに、裸足のランナーさんが遅れ始めました。
ありがとうございます。
ここから先は1人旅をします。
前を行くランナーが視界に入ってきました。
自分のペースも落ちてきました。
4:30/kmを切れなくなってきました。
25km付近のラップは4:48/km
フォームを意識して。4:30/km
小さい坂もきつく感じてきました。
登りでペースが落ちて、下りで踏ん張る。
暫くフラットが続くと走りやすい。
しかし、ふくらはぎから"攣りそう"信号が発信されてきた。
ペース上げてしまうと、一気に攣りそうです。
道路の脇を歩くランナーが視界に入るど、あえて見ない。
つられて歩きそうになって、ココロが折れそうになるから。
さらに前を行くランナーを追いかける。
抜くときに、
トラ「頑張りましょう」
と声をかける。
ランナー「ありがとう」
と返事が返ってきた。
更に前のランナーを抜く。
トラ「ファイト、頑張りましょう」
ランナー「@△◯&!」
声にならない。
同じなんだ。
皆んなキツイんだ、負けられんぞ。
37kmに最後の激坂が待っている。
顔を挙げると数名のランナーが坂を登っている。
駆け抜けるように、走れる人はいない。
前傾して、坂フォームでしっかり腕を引きながら進む。呼吸が苦しい。
心拍数を上げ過ぎないように一歩一歩を踏み出す。
坂の頂点までが長い。
前のランナーは呼吸が辛そう。
ペースは一定にして、抜いて行く。
慌てない。
坂の頂点に来た。
ここから、一気に駆け下りるほどの脚は残っていません。
ゴールに向かって、ひたすら走りきるのみだ。
呼吸が浅くて息苦しい。
あえぎながら走る。
絶対に歩かない。
抜かれたランナーを抜き返す。
しかし、若モンランナーに抜かれてしまう。
悔しいしが追いかける力はまったくない。
ゴールゲートが見えた。
抜かれた若モンランナーに追いすがるようにしてほぼ同時にゴール。
ハァ、ハァ、ハァ…。
ハァ、ハァ、ハァ…。
息が出来ない。
あえぎながら、計測チップを外して貰う。
トラ「キツかった~~」
一人ごとをもらす。
完走記録証を発行するテントに並ぶとJKが俺のことを見つめている。
そこに並ぶ。
JK「トランクスさんですね、お疲れ様でした。」
完走記録証を受け取る。
何で俺の名前を知っているんだ~!
「もしかしてだけど~」
「俺のことを調べてるんじゃないの~~」
[イヤ、そういうシステムだ・か・ら]
今回は目標としていた、「最後まで出し切る」というコトに近づけた気がしました。
大会スタッフ、ボランティアの皆さん、沿道で応援してくれた天草の皆さん、そしてランナーの皆さん本当にありがとうございました
。