熊本城マラソン2014 完走記
天気は晴れ、気温は2℃で最高気温は10℃と言う事で、マラソンにはベストコンディションです。
前日の夜から興奮気味で、目覚まし時計よりも早く目が覚めました。
歳のせいとも言いますが…。
いよいよ初のフルマラソンのスタートです。
Aブロックからのスタートです、ゲートが閉じられて暫くするとだんだんと尿意が強くなってきました。
ダメだもう走りながら、チビるしがないと覚悟を決めスタートの号砲を待ちます。
スタートの合図と共に皆ダッシュしていきます、周りのランナーはランパンにランシャツの人が多くて、ちょっと呑まれそうになりながらもイーブンを目標に前半突っ込まない、無理に追い越さないを決めて走り始めました。
周りにつられて、4:35/kmと予定の5:00/kmよりもオーバーペースです。
走り始めると、少し尿意が遠のきました
。
どうにかしなければと思い、まずはトイレに行こうと思いながら、走っていると2km程走ったところにトイレを発見!
迷わず駆け込みます。
意外に数人のランナーが入って来るので「ああ、お前もか~」などと共通の目的を達する為に暫し憩いの時間。
ホッと一息ついて…。
そんなことはしていられません、リセット完了。
よっしゃ~!遅れを取り戻すために、ほんの僅かのペースアップ。
いや、ココはまだ抑えないと後がもたないと思いながらも抑えきれずに4:30~4:40/kmで進んで行きました。自分にとっては、ちょっと速すぎます。
こんな事ではヤバイよ~と思いながらも応援にも推されてペースを抑えられずに走ります。
10km付近で女性ランナーに追いつきました、沿道のオジちゃんが
オジちゃん「松野明美はココにおるよ~!」
って言うので、一目見ようと思い追い越してチラッと振り返ると、細身は同じだけど別人でした。
σ(^_^;) >ミーハーな俺。
15km辺りで白のスーツにリーゼントのランナーを発見。
沿道「エ~ちゃん頑張って~!」
と、沿道の声援が盛り上がります。
ちょっと羨ましいと思いながら、出さなくてもいい負けん気で追い越しました。
18kmでランパン、ランシャツの女性ランナー発見。
その方に沿道から凄く多くの声援がかかり、それに応えて手を振って走っていました。
やっぱり美ジョガーは人気だな~と思っていると、応援の人から
応援「お天気お姉さんバイ」
との声が…。
やっぱり業界人は人気やなぁ。
そのお天気お姉さんを追い越しましたがそのお天気お姉さんは暫く後ろについて来ていました。
2km程は並走しましたが
お天気姉さん「脚が…。」
と言った後離れていってしまいました。
熊本城マラソンが凄いと思うところは、沿道の応援がほとんど途切れない事です。
自治会あげて応援に取組んでくれている町もあって、とても賑やかで
「お・も・て・な・し」
を凄く感じます。
そんな応援で30km付近までは5分/kmを切るペースでむ事が出来ました。
33kmを過ぎた辺りから脚が上がらない感じが強くなってきました。
金哲彦さんがこういうことを言われていました。
金「30kmの壁はそう言う風に考えると、壁になってしまう。」
その金哲彦さんの言葉を思い出して、
トラ「壁なんてものはない」
と念じながら走り続けました。
思い込みも大事です。
34kmの通過時間が2時間40分ぐらいだったので、
トラ「ん?ということはあと残り8kmを5分/kmで走り続けられるなら…。」
ココでサブ3.5を意識しました。
トラ「イケるかも!」
36km辺りで職場の後輩達が応援に来てくれました。
Kpopアイドルのようなキラキラのデコレーションをした名前入りのメッセージボードを準備して応援をしてくれたので、それでまた力を貰えました。
その応援にこたえるために、応援してくれる後輩の前を通過する時に軽くジャンプしたら危うく脚が攣りそうになりました。ヤバイ、ヤバイ。
焦ったぜ!
残すは、6kmです。
このマラソンで始めから決めていたのは「絶対に歩かない事」です。
この付近になると、歩いているランナーを見かけます。
そのランナーに心の中で
トラ「頑張れ」
と声をかけながら自分も歩きそうになる気持ちを遠ざけるのに必死でした。
熊本城マラソンの最後の登りは、かなりきつめです。
何度かゴールをイメージする為に走った事があるのでそのイメージをもったままラストの坂を駆け上がりました。
ここまで来たか~と思い嬉しくなりました。ほんのちょっとだけ涙腺が緩みそうになりました。
ゴールゲート前には吹奏楽部の応援があり、華やかな雰囲気で残り100mはダッシュ出来ました。
ゲートの時計は3:23
サブ3.5達成です。
自分でもびっくりしました。
「頑張ったな、俺。」
って思いながらゴールゲートをくぐりました。
その後は脚がパンパンで上手く歩けませんでした。
残念だな、俺。
σ(^_^;)