52枚のトランプから各スートの2 - 6を除いた32枚が使われる。ドイツで使われるカードはフランス式とドイツ式があり、フランス式ではキング、クイーン、ジャックがそれぞれケーニヒ(König)、ダーメ(Dame)、ブーベ(Bube)となる。また、ドイツ式ではケーニヒ(König)、オーバー(Ober)、ウンター(Unter)、そしてエースの代わりにダウス(Daus)というカードが使われる。さらにドイツ式ではスートが独自のものとなり、クラブはアイヒェルン(Eicheln、どんぐり)、スペードはグリュン(Grün、木の葉)、ハートはロート(Rot、ハート)、ダイヤはシェレン(Schellen、鈴)である。トーナメントでは、クラブが黒、スペードが緑、ハートが赤、ダイヤが黄色に配色されたトーナメントカードが使われる。


各スートのカードは強い方から A, 10, K, D, B, 9, 8, 7 の順番となる。4枚のブーベは表記されているスートには属さず切札スートとして扱われ、強い方からクラブ・ブーベ、スペード・ブーベ、ハート・ブーベ、ダイヤ・ブーベの順番となる。また、カードには次のようなポイントがある。全カードは合計で120ポイント。


A - 11ポイント
10 - 10ポイント
K - 4ポイント
D - 3ポイント
B - 2ポイント
9,8,7 - 0ポイント



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スカート(独: Skat)はドイツのカードゲームで、32枚のカードを使い3人が勝負に参加するビッドのあるトリックテイキングゲームである。


◇歴史


19世紀初頭ドイツのテューリンゲン地方の町アルテンブルクで、シャフコップフ(Schafkopf)、ロンブル(L'hombre)、ソロ(Solo)、タロック(Tarock)をもとにしてできたとされている。スカート(Skat)の語源はイタリア語のscartareやフランス語のécarterで、伏せて置くという意味。1830年頃からドイツ全土へと広まり、特にライプツィヒ、ハレ、イェーナの学生の間で流行。次第に賭博にも使われるようになり、それにより得失点を倍増させる多くの変則ルールが加わった。その後ルールを統一する目的から、1886年にアルテンブルクで第1回スカート会議が開かれ、ドイツ・トーナメントルールが制定される。1899年にはドイツスカート連盟Deutscher Skatverband (DSkV)が発足。アメリカではすでに1876年にドイツ移民によりスカートが伝わっており、1878年にはニューヨークで第1回アメリカ・スカートトーナメントが開かれ、1898年に北米スカートリーグが設立される。トーナメントの開催が増えるにしたがい、ルールの紛糾点を明らかにする必要から、1927年アルテンブルクにスカートルール裁判所が設立される。そこにルールの問題点が寄せられ改善されることで、現在のルールができあがった。現在のトーナメントで使われているルールは、1999年にドイツスカート連盟と国際スカートプレイヤー協会International Skat Players Association (ISPA)により定められた国際スカートルールInternationale Skatordnung (ISkO)である。



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ページワンはトランプで遊ぶトリックテイキングゲームのひとつ。ここでは欧州ルールのヨーロピアンページワンについて説明する。混同されがちだがアメリカンページワンとは異なるゲームである。同じようなルールのゲームに芋掘りゲームがあるので、あわせて説明する。


◇遊び方


1.2~8人程度のプレイヤーとジョーカーを含む53枚のトランプを用意する。


2.プレイヤー全員に、同数枚のカードを配る(人数に応じて4~10枚)。残りのカードは山札として場に伏せる。


3.ジャンケン等で最初の親や出す順番を決めておく。


a.親は手札から好きなカードを1枚選び、表にして場に出す。このカードを台札とする。


b.他のプレイヤーは順に、台札と同じスートのカードを手札から1枚選び、表にして場に出していく。


c.手札に台札と同じスートのカードがない場合、このスートのカードが出てくるまで山札を引き手札に加えていく。見つかったら同じように場に出す。


d.全員が出し終わったら、場に出たカードを比べ、一番強いカードを出したプレイヤーが次の親になれる。


e.カードの強さは、ジョーカー>A>K>Q>J>10>...>2となる。ジョーカーはどのスートにも使用できる。親が台札としてジョーカーを出した場合、次のプレーヤーは好きなスートを出すことができる。


f.これを繰り返し、手札がなるべく早くなくなるよう競う。


g.山札がなくなった場合、この山札を取ろうとしたプレイヤーは場に出された全てのカードを手札に加える。そして、このプレイヤーが親となり、次のターンを始める。


h.残り2枚目のカードを出すときは「ページワン」、最後のカードを出すときは「ストップ」と宣言しなければならない。忘れた場合、ペナルティとして山札から5枚カードを引き手札に加えなければならない。


i.最後のカードにジョーカーを出すことはできない。


j.誰かの手札がなくなれば、この回のゲームは終了である。勝利したプレイヤーには、残ったプレイヤーの手札から計算された点数が与えられる。


◇芋掘りについて


・「芋掘り」という名称の由来は、台札と同じスートのカードが出てくるまで山札を引き続ける姿の形容からきている。


・「ページワン」「ストップ」の宣言はしなくてよい。


・1ゲームは最初の上がりで打ちきるのではなく、ビリが決まるまで続ける。


・山札がなくなった場合、場にあるカードをシャッフルし伏せて山札の補充分とする。


◇オンリーワン


ページワンのルールを基本に、芋掘りに近いルールで、オンリーワンと呼ばれる。


・残り2枚目のカードを出すときは「オンリーワン」と宣言する。宣言を忘れたら手札を5枚追加する。


・「ストップ」の宣言はしなくて良い。


・その他、山札がなくなった場合やゲームの終了方法は、芋掘りと同じである。



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セブンブリッジは7枚の手持ちカードで行う2~6人トランプのゲーム。


ラミーのバリエーションの一つ。ブリッジと名はついているがコントラクトブリッジとは全く関係がない。


日本で主に行われているルールには同じラミー系のゲームである麻雀との関連性が見られる。


◇主なルール


1.手札を7枚ずつ配り、残りは裏向きに山札とする。


2.順に、1枚ずつ山札を取り、1枚捨てる。


a.可能なら、同位の札3枚以上か、同一スートの連続する数札3枚以上を手元に晒す(メルド)することができる。


b.手元に晒しているカードがあるプレイヤーは、可能なら、自分または他人の晒しているカードに手持ちの札をルールに従って付け足すことができる。


c.直前の捨て札を用いれば手元に晒せる場合、山札を取る代わりにその札を取ることができる。また、同位の札の場合は自分の手順でなくても捨て札を使えるとするルールもある。


3.全ての札を晒し、手札をなくした者が勝者となる。この時、手持ちのカードの合計点数を計算する場合があり、その場合絵札とエースは10点、2~10はそのカードに書かれた点数を計算することが多い。[1]


・一度に手札全てを晒した者にボーナスを与えることがある。


・直前の捨て札を用いて手札を全てなくした場合、直前の捨て札を捨てた者の責任として点数を決める場合がある。


・手札をなくす場合も、捨て札を必須とするルールと、必須としないルールがある。


◇特殊なルール


1.7のカードは1枚だけでメルドすることができる。また7を含んでいれば2枚でもメルドすることができる。この場合、誰かが上がるまで7を持っていると、全てのカードの合計点×2×(7の枚数)という点数計算となるルールがある。


2.ジョーカーをオールマイティーとして加えるルールがある。またこの場合、誰かが上がるまでジョーカーを持っていると点数を5倍として計算するというルールもある。


[1]DATT JAPANのGAMEPACK2001などにこのゲームが収録されているが点数はエース15点、絵札と各スートの10が10点、各スートの2~9は5点である。



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◆ゲームの進め方


AとBの2人でプレイし、Aをディーラーとする。


Aは2枚ずつ2回に分けてカードを配り手札とする。手札を配り終わったら、残りの札のうち4枚を表に向けて並べて場札とする。残りは山札となる。


プレイはBのターンから始める。Bはテイクおよびビルドをするか、付け札をするか、それらのいずれもできない場合は手札のうちから任意の1枚を出して場札に加える。1回のターンでテイクおよびビルドは1回しかできない。Bのターンが終わればAのターンに移り、同様にプレイする。以下交互にターンが回ってくる。取ったカードはプレイヤーの脇に置いておく。スイープ(後述)の場合を除いてすべて裏向きにし、スイープの場合は1枚だけ表向きにする。


プレイを4回ずつ繰り返すと手札がなくなるので、Aが最初と同じように山札から2枚ずつ2回に分けてカードを配り手札とする。場札がなくなったときは手札のうちから任意の1枚を出して場札とする。


山札も手札もなくなったらゲーム終了となり、スコアをつける。スコアが先に21点に達したほうが勝者となる。


◆スコア


・カード点 - 3点。獲得した枚数が多いほうのプレイヤーが得点する。


・スペード - 1点。スペードのカードを獲得した枚数が多いほうのプレイヤーが得点する。


・ビッグ・カジノ - 2点。ダイヤの10を取ったプレイヤーが得点する。


・リトル・カジノ - 1点。スペードの2を取ったプレイヤーが得点する。


・エース - 1点。各スートのAを取ったプレイヤーが得点する。


・スイープ - 1点。場札を全部取るか、1枚だけ残して取った回数だけ得点する。



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