外国人女流棋士が誕生というニュースがあった。

 

囲碁と違い、なぜ外国人(中国人系とかでも)があまりいないのか。

 

日本固有のルールや道具を使うし、世界的に普及が十分でない(指導者がいなかったり、道具が売られてない)、とかもあるだろうが、他に1つと思うことがある。

 

私は、日曜AMにNHKの将棋も良く見るが、畳の上に正座である。

有名棋戦ではもっと長い時間になるので、足もくずすが、基本的には正座だ。大変だと思う。

 

これ、世界に門戸を開くなら、テーブルとイスにしたほうが良い。

同じNHKの放送でも、囲碁はテーブルでやっている。

 

正座という文化も嫌いではないが、頭を使う勝負に、果たしてこれでいいだろうか。

 
きっかけは電王戦だった。相手はコンピュータである。対戦する人間は、正座?あぐら?となる。
(武道などと同じく)最初は礼に始まるので、(ソフト開発者に対しての意味でも)、正座だろうが、ずっとそうしているのか?
何か、それでは将棋という対戦以外に、人間側だけ更にハンデがあるように思えたのだ。
 
慣れれば、30分や1時間の正座くらいできるよ、という人はいるだろうが、私はそれでいいとは思わない。それでは健康な人、正座ができる人、などしか歓迎されないことになる。車椅子の人や、高齢者だっているはずだ。(加藤ひふみんは頑張っているけど)
 
三浦九段の件もある。集中して考えるには、盤面を離れ、控室へ行ったり、体を楽にして考える棋士も普通だ。テーブルにすれば離席も減るだろう。相手にとって失礼なのはどちらだろうか。
 
日本発祥のものでは、柔道は非常に柔軟に変革していると思う。伝統だ文化だ、と言ってしまえば変えなくてもよいはずなのだが、柔道着を青くしたり、ルールを見直したりしている。
 

日本将棋連盟も会長が変わったが、ぜひ開かれた将棋、対局の風景になっていくことを期待している。