無線通信の世界では既にディジタル技術の進歩により全く使われなくなりましたが、未だに世界中でこの原始的な通信方法が使われているのがアマチュア無線の仲間たちの世界です。大2次世界大戦の終了からしばらくの間は使われていましたが、今では趣味の世界だけで使われています。この通信に使うのがモールス信号発信のための電鍵(一種のスイッチ)です。多くの種類がありますが中でも最も複雑で高級な部類に入るのが機械的な半自動電鍵で通称は「Bug Key」と言われています。最初はアメリカのバイブロプレックスという会社が開発した物で、そのキーのロゴマークには虫(Bug)の絵がついていました。そのためこのような機械的にモールス符号の短点を自動的に発生させる電鍵(キー)をBug Keyと呼ぶようになりました。

一般的の良く知られているモールス符号はSOSですね。非常時に助けを求める符号です。お早う!はGMでさようならは数字で73で表します。他にもQ符号を使うと簡単なメッセージを短い符号で伝えることが出来ます。