悪役が魅力的な作品は?

 

今でこそ、アーノルド・シュワルツェネッガーを一躍有名にした映画としてお馴染みの「ターミネーター」シリーズ。

その初回作品では、シュワちゃんは「悪役」でした。

本来「主役(主演)」ではありませんでしたが、主演のリンダ・ハミルトン(サラ・コナー役)を完全に食ってしまっていましたね。

勿論、主演のリンダも存在感十分でしたが、「敵役」である「ターミネーター」としてのシュワちゃんの存在感は、主役に勝るとも劣らない印象でした。

 

 

 

その「ターミネーター」シリーズでの立ち位置が変わるきっかけとなった作品が「コマンドー」でした。

「ターミネーター(1)」では、極悪非道のサイボーグと言う設定でしたが、「コマンドー」では、連れ去られた娘を救出するために立ち上がった(元兵士/特殊部隊の)父親を演じました。

その「たくましくも心優しい父親像」が好印象となり、「ターミネーター2」以降、「主人公を助け、守るサイボーグ」へと役割が変わったのでした。

 

 

 

あと、今では「宇宙人ジョーンズ」としてCMでもお馴染みの、トミー・リー・ジョーンズ。

「沈黙の戦艦」では、戦艦ミズーリを乗っ取る一味の中の「ナンバー2」的な役どころでした。

戦艦が乗っ取られた後、ヘリで戦艦に着艦し、乗り込んでくるロックンローラー(バンドのメンバー)の一人であり、リーダーと言う様な設定でした。

主演のスティーヴン・セガール(ライバック)にヤラれちゃう訳ですが、その悪役ぶりが光る作品でした。

 

 

 

あと、役割が逆転しちゃって「悪役」から「愛されキャラ」になっちゃったのに、映画「007」シリーズの「私を愛したスパイ」と「ムーンレイカー」に登場した「ジョーズ」もいました。

超合金の歯を持つ大男で、最初はジェームス・ボンド(ロジャー・ムーア)に敵意むき出しで襲いかかって来る「敵役」でしたが、作品を見た人から「ジョーズを殺さないで」とか、「また次回作で出演させて欲しい」などと言った要望が多かったとか…。

 

 

 

それで「次回作」となった「ムーンレイカー」では、スペースシャトルで宇宙ステーションまで行っちゃう訳ですが、そこで「ジョーズ」と「メガネ姿が特徴的な風貌の女性」が結ばれちゃうのでした。

「悪役」から「愛すべき存在」となった「ジョーズ」なのでした。

これには、ジェームス・ボンドも流石にビックらこいちゃったりなんかしちゃったりして~。(byロジャー・ムーア@広川太一郎)

 

 

 

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