候補として挙がっていたのが、まずは、ソニーの「MDR-10R」。
恐らくは、「ハイレゾ試聴用」として、「ハイレゾ対応ウォークマン」に接続されていたのだと思います。
しかしながら、「ウォークマン」の小さい事…。
「こんなに小さい携帯音楽プレーヤーで、どんな音楽を聴けと言うんだろう…。」
私はそう思いました。
そして、他所のレビュー記事でも多くの人が感じた印象ですが、「低音の盛りがハンパ無い!」と言う事。
それに関しては、「ウォークマンなど携帯音楽プレーヤーの『軽い音』を『低音の盛り(ボリューム感)』でカバーしようとしたのではないか」と言う印象を持ってしまいますし、「低音、盛りすぎ!」と言う「オーバーな表現」をしていた人もいました。
とは言え、「試聴」の際に流されていた音楽は、ボリューム感のあまり無い「クラシック音楽」でした。
何だか、別の意味で「拍子抜け」を喰らってしまった感じでした。
因みに、量販店の店頭価格で「¥16,800ほど」でした。
「ウォークマン」をはじめとした「携帯音楽プレーヤー」や「スマホ」向けのハイレゾ対応ヘッドホン。
その「エントリーモデル」としては、「必要十分(丁度良いのではないか)」と思いました。

ただね。
一般的なオーディオ機器を含めて、「このヘッドホンで良い音が聴けるのか?」と言われたら、納得行かない人も出て来るでしょう。
例えば、「プラグの形状」。
使っている、あるいは、使おうとしている音響機器やAV機器の「ヘッドホン端子」が「ステレオミニプラグ」なら、(百歩譲って)これでも良いと思うかも知れません。
以前のソニーなら、「ステレオミニプラグだけ」と言う事は無く、「スクリュー式のステレオ標準変換プラグ」となっていて、「ステレオミニプラグ」を使う際は、「標準プラグ」を外して使っていました。
「あくまでも携帯音楽プレーヤー向けに用途を限定した下手なコスト削減」も良いトコです…。
「これさえ無ければ、ひょっとしたら、現行のヘッドホンと同じ価格帯の機種なんだから、少しは妥協出来たかも知れないのになぁ…。」
そんな風に思いました。

次に候補に挙がったのが、オーディオテクニカの「ATH-MSR7」。
量販店の店頭価格は「¥26,800ほど」でした。
試聴した際に流れていたのは、「フュージョン(アーティストや曲名については不明)」…。
音量がかなり大きめだった事もあってか、「かなりパンチの効いた感じの音」と言う印象を受けました。
が、「音がデカい」と言うだけで、どうも、「カドが立ちすぎて、余計にトゲトゲしく感じる…。(しかも、ちょっと歪みっぽくないか?)」と感じました。
「テクニカらしい、原音に忠実な音」
そんなレビューをしていた人もいました。
「変に余計な飾りっ気は無いんだけど、それ故、『これは!』と言う印象も特に感じない…。」
即ち「個性が感じられない(個性的では無い)」とも言えますし、「悪くは無いかも知れないけど、面白味が殆ど無い…。」とでも言ったら良いんでしょうか…。
「決め手に欠ける」んですよね。どうしても…。
良くも悪くも「テクニカらしい音」と言ったら良いんでしょうか。
「テクニカの音作りが好きな人」にとっては、「この音でも許せる」んでしょうけど、「試聴した音楽のジャンルが違う(自分にもこのヘッドホンにも合っていない)のか、何かひと味物足りない…」と思えて仕方無いのです。
それに、このヘッドホンの欠点も、ソニーの「10R」などと同じ「ステレオミニプラグのみ」と言う点です。
(テクニカもコスト削減か…。)

そして、多くの人が、先に挙げたメーカー及び機種と共に「比較対象」として挙げ、好評価をしていたのが、パナソニックの「RP-HD10」です。
量販店で販売価格は「¥24,000ほど」でした。
試聴の音源として流されていたのは「カーペンターズ」の曲でした。

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「良く聴いている(耳馴染みな曲)」と言う事もあってか、「全帯域での音のバランスが素晴らしい」と感じました。
「低域のボリューム感」も程良く、また、「高域の表現性」においても、不自然な感じは無くて、「自然な空気感」とでも言うべき「残響感」を感じられる音でした。

一口に「ハイレゾ」とは言っても、例えば、「MDR-10R」の上位機種(「1A」や「1R」、「Z7」)の様に、「何が何でも、超高音域までしっかりと再生(再現)出来なければ意味が無い」と言う様なものでも無いと思うんです。
かえって、「ハイスペックにこだわりすぎるあまり、高級機を買ったら、その音質の現実に(別の意味で)ショックを受けてしまった…。」と言う人も、中にはいた様です。
「高価なヘッドホン」=「音が良い」とは、一概に言えない場合もあります。

ちょっと話が脱線した様ですが、「RP-HD10」の、「他には無い、良い点」があります。
前者2機種は、どちらも「ステレオミニプラグのみ」でした。
それに対し、この「HD10」は、「ステレオ標準プラグ」が最初っからちゃんと付属されています。
これなら、わざわざ「ステレオ標準プラグ」を用意しなくても済みます。

なお、ソニーの「1A」に関しては、「10R」よりも上、とは十分判っていました。
一応、「スマホ」のコーナーにも展示されており、やろうと思えば試聴も出来る様な状態でした。
が、残念ながら、音を聴く事は出来ませんでしたし、「いくらなのか」も判りませんでした…。
(恐らく、「ATH-MSR7」や「RP-HD10」と同じ様な価格帯に位置付けられるとは思いますが、その中でも、量販店で買えば「3万ほど」はするのではないかと考えられます。)

試聴出来た3機種の中で、一番好印象だったのが、パナソニックの「RP-HD10」でした。
コスパも高く、私自身も、「ハイレゾの環境は無くても、今度買うならこれが一番かなぁ…。」と思いました。

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