マーラー:交響曲第9番/ユニバーサル ミュージック クラシック

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下掲の「バーンスタイン 伝説の名盤」とされる「バーンスタイン指揮/ベルリン・フィルのマーラー9番」。(バーンスタインの死後、’92年にリリース。)
その演奏を実際にカラヤン自身が生で聴いていたかどうかはわかりませんが、、
「オレの相棒を使って、あれだけの演奏をやっちゃうなんて…。(悔)だったら、オレも同じ環境で(アイツにだけは)絶対に負ける訳には行かない!(やったろやないかいっ!ワレぇっ!!)」
と思ったかどうかは判りませんが、その「闘志」を内に秘め、手兵・ベルリン・フィルを擁して、上掲の演奏を録音し、世に送り出したのでした。

しかし、「マーラーの生まれ変わり」か、あるいは「マーラーが乗り移った」かの様な演奏を繰り広げたバーンスタインとの「差(違い)」は歴然たるものでした。

上掲の音源をバーンスタインが聴いたかどうかも定かではありませんし、「勝った!(IYH!!(°∀°))」と思ったかどうかは定かではありませんが、同時に、カラヤンも「負け」を認めようとはしなかったでしょう。

「オレの目が黒いうちは、アイツ(バーンスタイン)にだけは、オレの庭(ベルリン・フィル)で好き勝手にやらせる訳には行かない。二度と振らせてなるものか!!ベルリン・フィルはオレがいるだけで十分だ。誰にも渡さんぞ!!」

なんて、「負けず嫌い」のカラヤンが思ったかどうかは判りません。
でも、事実、バーンスタインが(マーラーの9番をきっかけに)再びベルリン・フィルを相手に振る事はありませんでした。

Symphony No 9/Dg Imports

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「それならば」と、更に完成度を上げて録音されたのが、バーンスタインがコンセルトヘボウと共に録音した「マーラーの9番」(下掲)でした。
「何もベルリン・フィルじゃなくったって、ここまでやれるわい。」

マーラー:交響曲第9番/ユニバーサル ミュージック クラシック

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「どうだ!!(ドヤ顔)」と思ったに違いないでしょうね。
正に「してやったり」。ww
「美しく小綺麗にまとめ上げたとしても、その演奏に、聴衆に訴えるべき熱意が感じられなければダメなんだよ。」
そんな説得力が、バーンスタインの音源にはあると思います。

「ふぅ~んだ。何を言われようが、オレはオレなんだもん。美しく、小綺麗にまとめ上げて何が悪い。」
「負け惜しみ」や「言い訳」じゃないけど、「負けず嫌い」なカラヤンはそんな事を考えていそうな気がしました。ww

名指揮者
意地と意地との
ぶつかりあい
火花バチバチ
ベルリンの壁


何だか、ビートルズで例えれば、バーンスタインがジョンで、カラヤンがポールの様に思えるのは、私だけでしょうか?

かたや「説得力はあるが、アクの強さ故、人によって好みが分かれてしまう」。
かたや「万人向きではあるが、当たり障りの無さ故、面白味に欠ける(つまらない)」。

どちらも「天才」に違いはありませんが、個性(性格)はまるで「正反対(真逆)」だと、私は思います。
後者は一般的・平均的な(どこにでもいる様な)「天才」でも、前者は「奇才」とでも言いましょうか。
前者は「紙一重的な一面」を持っていると思います。
それ故、一歩間違っちゃうと非常に危うい一面もあると思います。
その「危うさ」が魅力なのかも知れません。

それから、これはどうしても考えてしまう事ですが、カラヤンと言えば「元ナチス党員」、そして、バーンスタインと言えば「ユダヤ人」。
カラヤンがもし、「古い考えの持ち主」だったとしたら、バーンスタインを「ユダヤ人」として「蔑視(差別)」していたのではないか?と言う事です。