まだ行くかどうか決めていませんが、来月、「潟響」の演奏で、マーラーの「9番」のコンサートがあります。
そんな事もあり、改めてバルビ(サー・ジョン・バルビローリ)指揮/ベルリン・フィルの「9番」を聴いてみました。
以前、ソニーの「MDR-7506」で聴いていた時は、イマイチパっとしない印象の音源に聞こえたと言う事もあってか、「9番」には魅力をさほど感じていませんでした。

「この演奏の何処が名演なのか??(別の意味で「何じゃこりゃ??」)」
なんて思ってしまう程、ピンと来ませんでした。
ヘッドホンの性格上、ある意味「可も無く不可も無く的な音(当たり障りの無い音)」として聴かせてくれるものの、「その音源が本来持っている、7506では表現しきれない空気感」が全く感じられませんでした。

そして、「MDR-CD900ST」のドライバに換装した「MDR-7506改」で久しぶりに「バルビの9番」を聴いてみた訳ですが、ようやく「HQCDとしての本領を発揮」とでも言いましょうか、「7506」では感じる事の無かった「ありのままの音をありのままの音として、原音に忠実な状態で再現(その音源のHQCDとしての本来の持ち味)」と言う表現がピッタリ来る様な、「バルビの9番って、(900STで聴くと)こんな演奏だったんだ(へぇ…)」と実感しました。

以前、マーラーに関する書籍を読んでいて、「9番」の音源に関する記事で、バーンスタインの「歴史的名盤」とも言われる「ベルリン・フィル」の音源で、非常に興味深い記述がありました。

「シャーマン」とでも言うべきか、あるいは「憑依体質」とでも言うべきか、またあるいは「究極の感情移入」とでも言うべきか…。
バーンスタインが「9番」の譜面からマーラーの感情を読み取っていたのか、特に「4楽章」を聴いていると、「ぅオぉ~イオイオイオイオイぉぃ…。(ΠΠ)」
と言う表現はオーバーかも知れませんが、時折、曲中(演奏中)に混じって聞こえて来る「バーンスタインの嗚咽(おえつ)」を「音」として実感出来ます。
このクリップで聴くまでは、「嘘だろ?!」と思っていましたが、改めて「おぉ~、バーンスタインが咽(むせ)び泣きながら振ってるよぉ…」と思いました。

「感涙に咽ぶ(咽び泣く)」とは正にこの事です。

同じベルリン・フィルの演奏による「9番」でも、「バルビの9番」は、「バーンスタインの9番」と比較すると、スケールがあまりにも違いすぎます。(バーンスタイン万歳!!)
「バーンスタインの9番」は、正に「圧巻」の一言に尽きますし、「格の違い」を見せつけた演奏だと実感させられました。

来日公演で、バーンスタインがマーラーの「9番」を振った時も、第4楽章で聴衆が凍り付いてしまう程、凄まじい演奏だったと言う事でした。
(前述のマーラーに関する書籍にも、「9番」の、バーンスタイン&ベルリン・フィルに関する記述の後に、その様なエピソードの記述がありました。)

「ライブ録音」故、その「録音評」は、必ずしも「素晴らしい」とは言い切れないかも知れませんが、それでも、「演奏評」は高い(素晴らしい)と思います。

第一楽章 その1


第一楽章 その2


第二楽章 その1


第二楽章 その2


第三楽章


第四楽章 その1


第四楽章 その2
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<「マーラーの9番」として、私がこの「バルビの9番」を何故最初に選んだか。それは、ただ単に「2枚組」ではなく、「1枚」だったからです。「HQCD」として「音が良さそうだったから」と言うのもありましたけどね。>