ちょっと前にピックアップされていた曲。
良ぉ~く御存知の方が多いと思う、シューベルトが作曲した名曲中の名曲「ます」。
この曲は「弦楽五重奏曲」ですが、通常の「五重奏」とは違うそうなんです。
どこが違うか?

通常、ヴァイオリンが2パート、それにビオラ、チェロ、そして、ピアノ…、と言う組み合わせが一般的なんですね。

ところが、この「ます」の場合、ヴァイオリンは1パートだけなんです。
何が加わったか。
「コントラバス」です。
この「コントラバス」の重低音が加わる事で、通常の弦楽五重奏にはない「音の厚み」を表現出来ます。

それで、この曲を聴き比べて気付いた事がありました。

「曲」としてではなく、「オーディオ(音響)」の観点で…。
この番組のこの回の放送を、ごく普通に、何の小細工も無しに、一般的な薄型TV本体の(貧相な音の)スピーカーで音出しした場合、恐らくは、この「コントラバスの音」の再生は非常に難しかったと思います。

私の場合、まず最初に、CDラジカセ(重低音再生対応)で音出ししました。
やっぱり、コントラバスの音はしっかりとした厚みで再生されました。
次に、ブラウン管TVにレコーダーを接続し、TVのスピーカーから音出しした場合、「もっと低音が欲しい」と思わせてくれる音でした。
(恐らく、薄型TVでも、多くの場合、私がブラウン管TVに接続した際の音と、あまり変わらないでしょう。)

あるいは、もっと軽い音しか出ていないかも知れません。
コントラバスはおろか、チェロの低音すらも再生出来ていない可能性も非常に大きいです。

多くの場合、ホームシアターシステムや、シアターバー、シアターラックがあって、初めてあの「重低音」を体感出来る事でしょう。

「コントラバスの音、ちゃんと出てる!」
「シューベルトの『ます』って、こんな曲だったんだ。」
と改めて気付かされた番組でした。

なお、今回貼り付けたクリップも、接続している音響装置によっては、機器の調整によって「きちんとした低音」を実感出来ます。