随分前に、FMか何かで、佐野元春のライヴを特集番組として放送していました。
もう何十年も前の事です。

そして、昨日、地元のコミュニティFM局にチューニングを合わせて、昼前の番組を聴いていたら、何だか聴き憶えのある歌詞の曲が…。

でも、佐野元春の曲とは判っていても、曲名までは判りませんでした。

それで、曲中で印象に残っていたフレーズ「星くずみたいに降ってくる」で検索してみたら、見事にヒットしたんです。

そして、「どのアルバムに収録されているのか」を調べたら、「VISITORS(ヴィジターズ)」でした。

「何だ、手元にあるじゃん!ww」
改めて聴いてみようと思いました。

「VISITORS」
この曲の歌い方で、当時の佐野元春が挑戦した「当時としては全く新しい(斬新な)邦楽」をかいま見る事が出来ます。

「ジャパニーズ・ラップの走り」

そんな風に例えて言う人もいました。

当時の邦楽にとって、NYを拠点に活動していた佐野元春の出した「答え」は、それまで誰も聴いた事のない音楽(邦楽)でした。

当時の映像から、佐野元春の「若さ」も感じる事が出来ます。

この頃から、NYの路地裏では、でっかいラジカセを背負って、重低音を響かせながら、その音楽(リズム)に乗って「韻を踏む」、ラップが流行りだしていました。
やがてその波は、ラップからヒップホップへと変化していく訳ですが、当時は、ターンテーブルを回してレコードをスクラッチする(こする)「DJ」はまだまだ少なかったでしょうね。
音楽としての「スクラッチ」の出現は、ハービー・ハンコック辺りが最初だったのではないかと思いますし、「ラップ」が一躍有名になったのは、エアロスミスの「Walk This Way」をフィーチャーした「RUN DMC」でした。

VISITORS/佐野元春

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