「今日の酒は何にしよう?」
と、ふと思い出したのが、元旦に取り寄せた、北信濃・須坂の酒。

「元旦しぼり」と言うのは、「縁起物」と言う事もあって、結構あちこちの蔵元にありそうです。
そして、「生原酒」なんですね。
生原酒ならではの「楽しみ」が「熟成」なんですけど、2本取り寄せたうちの、1本を残してあったんです。
私自身、随分前から「熟成酒」を自宅で楽しんでいました。
この酒も、やはり「熟成酒」特有の呑み口を味わう事が出来ました。

「8ヵ月」熟成させただけあって、まろやかさと共に、深みのある「熟成香」を感じました。
熟成酒独特の「色」も出ていました。

「ブランデーの様な」と例えられますが、そんな感じなんです。

「ふなぐち菊水一番しぼり」のキャップにも生原酒の楽しみ方として書いてありますが、正にその通りなんです。

度は強いですけど、こう言った呑み方、楽しみ方があるから、生原酒は好きな日本酒です。

「品質管理」の観点では、蔵元も、販売店も、一定期間を経過した生原酒は「売り物にならない」様ですが、「個人で楽しむ」なら「ちょっとした贅沢」かも知れません。

なるべく、冷蔵庫などの「冷暗所」に貯蔵するのが基本です。