視覚障害者の「地デジ化」に対する「悩み」…。

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ラジオのニュースで言っていた事ですが、言われてみて、初めて気付かされました。

「ＴＶ音声の聴けるラジオ」ってありますよね？
視覚障害者にとっては、結構重宝するアイテムなのだそうです。
でも、その「ＴＶラジオ」ですが、これまでに流通していた物は、「アナログ放送の音声を受信するタイプ」が殆どだったんだそうです。

それ故、７月２４日の「デジタルＴＶ放送完全移行」の後は、ＴＶの音声を聴けなくなるそうです。
言われてみれば、確かにそうですよね。

既存の「ＴＶ音声の聴けるラジオ」は、「ＦＭワイドバンド」を更に拡張させたもの。
それ故、音声信号を受信する周波数帯も「アナログＴＶ放送に準ずる」と言う訳です。
「ＦＭ放送の更に外側の周波数帯」なんですね。

それで、気になって調べてみたら、「ラジオ付きワンセグＴＶ」としてはありますが、問題なのは、「音だけで良い」とする視覚障害者のために、「画面を無くして、ワンセグの音声だけ受信出来ないか？」と言う事を考えました。

ＴＶの画面が無いだけでも、かなり安くはなりそうだと思いますし、視覚障害者にとって「ＴＶ画面」は不要な訳ですからね。

ソニーがラジオ付きワンセグＴＶを製品化しているのに対し、パナソニックが製品化していないと思われるのには驚きでした。
ツインバード辺りが、視覚障害者のために、「ワンセグラジオ」を製品化してくれそうな気はしますけど、どうでしょうね？
「採算が合わないので、残念ですが、製品化出来ません。」
「画面が付いていても良いでしょう。基本的な機能は同じなんですから。」
「そこまで考えなくても、ワンセグでＴＶを見られた方が良いじゃないですか。」
そんな言葉も聞こえて来そうな気もします…。

その一方で…、

同じ機能を備えた製品でも、小さいとは言え、ＴＶの画面があると言うだけでダメなんでしょうか？
（ＴＶの液晶画面、邪魔ですか？）

視覚障害者の皆さんは、これらの製品に対して、どう考えてらっしゃるでしょうか。

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なお、考え過ぎかも知れませんが、今回の「ＴＶ放送の完全デジタル化」が、特にＦＭ放送にまで波及するのではないか？と、危惧しております。