Symphony 1/Gustav Mahler

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以前から、ずっと気になっていた、ショルティ&シカゴの「巨人」。
先日、ビッグスワンの帰りに、イオン新潟南のタワレコに立ち寄り、クラシックのCDえお物色していて、遂に見つけました。
英世さん1枚でもおつりが来ちゃう金額だったので、他のボックス(ラトルやシノーポリ)もあったんですけど、今回は、コレにしました♪

音を聴いただけで、その音源の録音の質が判ってしまう事もありますが、今回が正にそれ。
「デジタル録音」と言うのもありますが、良い意味で、録音のクオリティが判ってしまいました。

私は、デッカの「レジェンド」シリーズを知ってから、ショルティの音源では「8番(千人)」を最初にピックアップし、次にピックアップしたのが、「ロンドン・シンフォニーでの1番」でした。(↓)

Symphony No 1/Mahler

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ショルティにとっては、ロンドンの録音が「’64年」で、それ以来「20年ぶり」の再録音となりました。

やはり、「デジタル」と「アナログ」の「音の差」は、「リマスター」されているとは言え、ハッキリと出てしまいますね。
(シカゴの方は、オリジナルのデジタル録音だそうですが…。)

「ロンドン」の方は、やはり、微弱音になると、どうしてもマスターテープに起因すると思われる「ノイズ感」が気になります。
(古い録音の割に、音は良いんですし、ステレオ録音としての定位もバッチリ、なんですけどね…。)

対する「シカゴ」の方は、デジタル録音技術のお陰で、微弱音でもクリアに聞こえますし、一番の大きな違いは「分離度=セパレーション」です。
とにかく、音に奥行きを感じる事が出来るのです。

Symphony 1 in D/Gustav Mahler

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更に、スラトキンの「1番」との比較ですが、音の良さ(クオリティ)ではほぼ互角と言っても良いと思うのですが、ショルティの音源に共通するのは「迫力」と言いますか「力強さ」なんです。
その点、スラトキンの「テラーク盤」は、音のボリューム的に「もうひとつ」と言った印象を受けました。
(テラークの音源にしては、いささか「線が細い」印象を受けます。音は良いんですけどねぇ…。)

クリアな音で、奥行きと迫力を体感出来る。

正に、ショルティ&シカゴの「1番」は、「非の打ち所の無い、完璧な名盤」と言って良いでしょう。