必殺仕事人

他局の、どの番組をさしおいてでも、見てしまいました。
中村主水の置きみやげ、と言うか、忘れ形見の「仕事人」。
その姿は「回想シーン」がちょこっとでしたが、実際に、その場にいなくても、「残り香的なオーラ」を感じる場面もありました。
「西の方へ配置転換になっちゃった」との設定でしたが、「西の方」ねぇ…。
あの引き払った屋敷に張られた「置き手紙」が、

「急にあの世へ引っ越す事になっちまったぃ。とりあえず、先に行って待ってるぜ。そんじゃぁ、後の事は宜しく頼むわ。あばよ…。」

みたいな感じに見えました。

あの「置き手紙」に書かれた「菊の花」。
あらためて、「追悼」の意味が込められている事に気付かされました。

「あばよ、八丁堀。あの世へ引っ越しちまっても、達者でなぁ…。」
（お前（めぇ）さんの事は、生涯忘れねぇよ…。）

そんなメッセージが随所に見られた、今回の「仕事人」でした。

「何だかさぁ、心ん中にポッカリと穴が開いちまったみたいだねぇ…」（ｂｙ和久井映見）
そんなセリフも聞こえて来そうな場面もありました。


これが「ファイナル」とならない事を、次回作がある事を、切に希望します。