結構あちこちのブログやホームページなどで、写真付きで紹介されているDVDプレーヤーの「中身」…。
確かにねぇ、10万以上の「高級機」になっちゃうと「作りもそれなり」な訳ですが、第一世代の据え置き型(それなりに大きい奴)で10万を切ってしまうと、多かれ少なかれ、内部の構造が著しくシンプルな構成になってしまうのです。
特に、昨今の「プログレDVDプレーヤー(特に薄型のモデルなど)」においては、その傾向が顕著です。
ぶっちゃけて言ってしまえば、デザイン上の問題もありますが、それさえ無ければ、大きく立派に見せている「第一世代」であっても、実は、底板のドライブ部分が位置する場所は「底上げ」されているのです。
デザインを見直しさえすれば、「プログレDVDプレーヤー」と同様に「薄型」に出来るはずです。

内部の構造ですが、「ドライブ」、「電源基盤」、「映像処理(MPEGデコーダー)基盤」、「アナログを中心にした出力系基盤」で構成されています。
以前にもふれましたが、ドライブメカのシャーシは殆どがプラスチックで構成されています。
高級機ともなると、、ドライブメカの見た目も金属を使って剛性を強化してあったりします
また、基盤の雰囲気からしても、高級機は中身の充実度が違います。
安ければ安い程、その中身は「スッカスカ」です。
故に、高級機以外に関しては、「PC的な作り」になっています。
まぁ、高級機にしても、基本的な作りは、見れば何となく判るはずです。

しかしながら、この不景気の時代ですから、高級機は「飛ぶ様に売れる」と言う訳には行かず、「安く手軽に」が売れ筋になっている様です。

今では「BD」が主流になっていますが、だからでしょうか、「この値段を払うならDVDよりもBD」と言う事なのかも知れません。
パイオニアで言えば、最近、DVDプレーヤーに新製品が登場(420と220)。その一方で、最上位機種「DV-800AV」の製造中止が発表されました。

BDもDVDもプレーヤーの表(ツラ)を見るだけでなく、裏の端子類を良く見比べて欲しいものです。

BDにしろ、DVDにしろ、安いモノは「ただ見られれば良い」的な製品でしかありません。
特に音声が「5.1chサラウンド」じゃなくて「ステレオ」だったりします。
デジタル出力や映像出力に関しては「いろいろ」ですが、デジタルは「同軸」で、映像は「S端子」と「コンポジット(ごく普通のRCAピンX1)」で、「金メッキではない」のが相場でしょうか。
もっと手を抜けば映像は「コンポジット出力のみ」と言う場合もあるでしょう。
そして、BDなら、だいたい「HDMI」は付いていて当然です。
が、BDもエントリーモデルはアナログ音声出力がだいたい「ステレオ」です。
(HDMIやデジタル(光/同軸)経由なら、サラウンドとしての出力は可能なはずですが…。)

パイオニアに関して、現行の最上位機種(DVD)は「610AV」と言う事になってしまいましたが、出来れば、新製品同様の技術を搭載した「620(仮)」や、「800AV」の後継機種として、同様に新製品の技術を搭載した「810AV(仮)」もしくは「820(仮)」を発売して頂きたいです。

また、「DVDプレーヤーは、ディスクの認識に時間がかかる」と言う記事(不満)を、あちこちで目にしますが、それくらい目を瞑っても良いと、私は思います。
良い画や、良い音を楽しむためなら、その程度の事は我慢しても良いのではないでしょうか。