先日、叔父から頂いた酒です。
当初、「八海山の原酒」と言う事で頂きましたが、ラベルを見て「粕取り焼酎(酒粕焼酎)」と判りました。
それも、久々の「40度」!
いやぁ~、来ましたねぇ~♪(笑)
で、ラベルには「宜有千萬」と書いてありましたが、正直、漢字だけでは「何じゃこりゃ?」でした。
「よろしくせんまんあるべし」と読むんですね。(へぇ~)
八海醸造のサイトで調べてみたら、「3年熟成の限定品」との事でした。

黒いカートン(化粧箱)に入った、磨りガラスの黒いボトル。
その見た目からして高級感が漂います。

開栓時に香りをかいでみましたが、「熟成焼酎」らしく、ウィスキーを思わせる芳醇な香りが感じられました。
「粕取り焼酎」と言う事で、だいたい、その呑み口は予想が出来ていました。
「きりっとした切れ味鋭い(シャープな)呑み口」
以前、「薫香ふなぐち菊水一番しぼり(黒缶)」を呑んだ際、その後味が、正にそれだったのです。
この「黒缶」も、本来の「ふなぐち菊水」では「醸造アルコール」を用いるところを、代わりに「酒粕焼酎」を用いているのです。

つまり、「黒缶」のベースが、この焼酎と基本的に同様な工程で作られているため、その呑み口も似ていると言う訳なんです。
(口に広がる香味は「ふなぐち菊水」でも、喉越しの後に感じられる余韻は「酒粕焼酎」なんです。)

「粕取り焼酎(酒粕焼酎)」も、基本的には「米焼酎」です。
これまで、普段呑んでいた焼酎(純や樹氷、鏡月など)とは、呑み口がまるで違いました。
「40度」ですから、「一撃必殺系」に類する焼酎である事は言うまでもありません。
が、私は「割呑み」はせず、「ストレート(パーシャルショット)」で呑みました。
「35度以上」あれば、冷凍庫で凍ってしまう事はありませんから、「パーシャルショット」が楽しめると言う訳なんです。
以前呑んだ「越後さむらい 46度」も「一撃必殺系」ですから、「パーシャルショット」で呑みましたが、どちらも「ガブ呑み」は禁物です。
あくまでも、「お猪口でチビチビと呑るお酒」です。

「越後さむらい」は、「46度」とは言え、「リキュール(ハイレベルな日本酒)」ですから、この焼酎とは呑み口が全く違います。
「さむらい」には「華」があっても良いけど、この焼酎には「一撃の切れ味(インパクト)だけで十分!」と言う感じの存在感が感じられました。

正に「刀」をイメージさせる焼酎でした。

そして、この手の「粕取り焼酎(酒粕焼酎)」には、「酒粕の二次(再)利用」と言う「エコ」を感じました。

私の地元・江南区にも「越乃寒梅」で有名な「石本酒造」がありますが、「幻の焼酎」と呼ばれている「越乃寒梅 乙焼酎(40度)」も、「いつかは呑んでみたい焼酎」と言う夢(ロマン)を、この焼酎は抱かせてくれました。

この焼酎も贅沢な焼酎ですが、寒梅の「乙焼酎(40度)」は、その値段からしてビックリです。
同じ720mlで「¥19,800」って出ていましたが…。(お値段高杉(高過ぎ)晋作っ!!)