問題は「これから」よ。
過去に起こった「政権交代」も、結局は成果らしい成果が無いまま、なし崩し的に自民党へと「原点回帰」しました。
それを考えると、今回の「政権交代」も、後の世になり、そのほとぼりが冷め切った頃には、完全に「元の木阿弥」と化してしまう事でしょう。
天下統一、そんなに容易いものではない。

私自身も、これまでの「自民党政権」には嫌気が差していましたが、だからと言って、おいそれと簡単に民主党になびく気など毛頭ありません。
故に、今回の選挙、比例区に関しては、「あまのじゃくな一票」を投じました。

政権を守りきれなかった自民党や公明党には「根本的な敗因」を、そして何より、政権交代を成し遂げた民主党には、「圧勝の中でも有権者の不支持の要因は何なのか」を良く考えて欲しいものです。

「このまま易々と民主党に天下を取らせてなるものか!」
そんな気持ちで投票した、今回の選挙でした。

「面白き事も無き世に用は無し…」

夢も希望も無くなってしまって随分と久しいもんですね。私自身も、そして、日本と言う国も…。

「看板」が変わっただけで、その「中身」は殆ど変わらないと思います。
期待するだけ野暮と言うものです…。

最後に一首。

天下獲り
そんなに甘く
ないもんだ
後で気付けば
元の木阿弥

お粗末様でした…。