サラン~愛は此処に~/西尾夕紀

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私は普段、「CD」など独立した音楽メディア形態では、全くと言って良い程、演歌や歌謡曲を聴きません。
しかし、「ラジオ」など公共性の高いメディアでは耳にする事があります。
そんな中でも、地元のコミュニティFM局「ラジオチャット」の夕方の番組からの「続き」で聴いている「歌謡演歌 歌の交差点」の、月曜日と木曜日を良く聴いています。
そのうち、月曜日を担当しているのが、日テレ系の「ものまねバトル」でもお馴染みの西尾夕紀さん。
今までも「演歌歌手」として活躍していたり、アニメ「ヤッターマン」のテーマ曲を歌っていたりして、演歌層に限らない、幅広いファン層・ジャンルの歌手として活躍していました。
また、先に挙げた番組などでもパーソナリティとして活躍中で、そんな中でも、同番組中の大人気コーナー「西おゆきの津軽弁講座」は、私も大好きなコーナーで、いつも楽しみにしています。

さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、先日発売されたばかりの新曲「サラン 愛は此処に」。
私も、タワレコの店頭で発見し、気になっていて、入手しました。

ジャンルは、本人の言う通り「歌謡曲」で、「演歌」のコーナーには陳列されておらず、「J-POP」のコーナーに陳列されていました。
曲の内容は、一言で説明するなら、「西尾夕紀が歌う、韓流ドラマ・愛の世界」と言う感じなんですね。
本人も、この曲を歌う時には気を付けたと言う、演歌にはありがちな「こぶし」がないんですね。

ちょっとマニアックな事を言えば、この音源のレーベルは「コロムビア」なんですが、「コロムビア」と言えば「デノン」との関係が深いため、「演歌/歌謡曲レーベル」に良くありがちな感じのメロディーラインと、そして、NHKを聴いている、または聴いた事がある人なら良く判る、耳馴染みな音作りなんですね。
その辺は、「マニア」なら音を聴けば良く判りますし、CD(デジタル)でありながら、どこかアナログな雰囲気が漂う様な、何とも言えない感じのサウンドを楽しめます。

あと、パッケージを開けると、通常「CDの歌詞カード(ブックレット)は字が小さくて読みづらい」と言うイメージがありますが、「演歌層」をもターゲットにしたCDであるため、別紙として、大きめの字体で読みやすい歌詞カードが添付されています。
この辺のさりげない気配り・心配りが、特に年配のファンにとっては大変有り難い事だと思いますね。