このCDの存在を知ったのが、音楽之友社の「Stereo」での特集記事でした。
「1812年」を聴き比べてみると言うものでしたが、その中でも、一際異彩を放っていたのが、「テラーク盤」として、その存在を世界に知らしめた「驚異の音源」でした。
「デジタルの限界への挑戦」と言うべきでしょうか。
とにかく、テラークのデジタル録音技術を、そのド迫力を、この作品で「体感」する事が出来るのです。
特徴は、何と言っても「大砲の実射音」=「圧倒的なDレンジの広さ」にあります。
それ故、ジャケットや帯にも「カノン砲に注意!」と非常に判りやすく書いてありますし、再生にも十分注意が必要です。
それこそ、先に紹介した「バレンボイムの1812年(グラモフォン)」どころじゃぁ済まない、どえりゃぁ~事になってしまいます。(大笑)
油断していると、「スピーカーの破損(破壊)」は避けられません。
エリック・カンゼル指揮 シンシナティ交響楽団
このレビューの事前に、改めて聴き直してみる事にしました。
この「1812年」、私が持っているのは、基本的には「輸入盤」ですが、日本語解説付きの、「日本国内盤」です。
それによると、この楽曲で用いられている「大砲」は、ヴァージニア古典兵器保存団体が所有している本物の大砲3門(19世紀のもの)を使って、実射音を録音したそうです。
それと共に登場する「鐘の音」ですが、こちらも、シンシナティ近郊の村に存在する鐘楼の鐘の音を録音しています。
「リアリティー」と言う点でも、とことん「完璧」を追求した結果が、この「驚異の録音(サウンド)」として結実しているのです。
「大砲の実射音」に関しては、「史上最強」と言うしかありません。
とにかく、「CDだからこそ出来た驚異・ド迫力の重低音!」と言う表現がピッタリです。
私の手元の資料には、残念ながらこの作品は載っておらず、「自分の耳」で判断するしかありませんが、それでも、「弱音部における繊細な音響表現」と「大砲の実射音」などを総合的に評価すると、その録音評は。かなりの高評価が予想出来ます。
他の収録曲は、お約束の「イタリア奇想曲」と、「コサック・ダンス」(マゼッパより)です。
強いて言うなら、カンゼル&シンシナティの「スラブ行進曲」も収録して欲しかったです。
また、私はこのCDで「カンゼル節(カンゼル&シンシナティ独特のサウンド)」を実感しました。
(それがどんなのか、一言では言い表せませんが、とにかく、いくつかの作品を聴き比べてみれば、自ずと判るはず(!)です。)
あと、録音時期が録音時期だけに、CDの他に「LPレコード」も存在しますが、こちらは「大砲」のシーンで必ず「針飛び」が予想されます。(笑)
↑そりゃぁ、「大砲の大音響(重低音)」の前に、レコード針も「為す術無し」でしょう…。(大笑)
「1812年」を聴き比べてみると言うものでしたが、その中でも、一際異彩を放っていたのが、「テラーク盤」として、その存在を世界に知らしめた「驚異の音源」でした。
「デジタルの限界への挑戦」と言うべきでしょうか。
とにかく、テラークのデジタル録音技術を、そのド迫力を、この作品で「体感」する事が出来るのです。
特徴は、何と言っても「大砲の実射音」=「圧倒的なDレンジの広さ」にあります。
それ故、ジャケットや帯にも「カノン砲に注意!」と非常に判りやすく書いてありますし、再生にも十分注意が必要です。
それこそ、先に紹介した「バレンボイムの1812年(グラモフォン)」どころじゃぁ済まない、どえりゃぁ~事になってしまいます。(大笑)
油断していると、「スピーカーの破損(破壊)」は避けられません。
エリック・カンゼル指揮 シンシナティ交響楽団
このレビューの事前に、改めて聴き直してみる事にしました。
この「1812年」、私が持っているのは、基本的には「輸入盤」ですが、日本語解説付きの、「日本国内盤」です。
それによると、この楽曲で用いられている「大砲」は、ヴァージニア古典兵器保存団体が所有している本物の大砲3門(19世紀のもの)を使って、実射音を録音したそうです。
それと共に登場する「鐘の音」ですが、こちらも、シンシナティ近郊の村に存在する鐘楼の鐘の音を録音しています。
「リアリティー」と言う点でも、とことん「完璧」を追求した結果が、この「驚異の録音(サウンド)」として結実しているのです。
「大砲の実射音」に関しては、「史上最強」と言うしかありません。
とにかく、「CDだからこそ出来た驚異・ド迫力の重低音!」と言う表現がピッタリです。
私の手元の資料には、残念ながらこの作品は載っておらず、「自分の耳」で判断するしかありませんが、それでも、「弱音部における繊細な音響表現」と「大砲の実射音」などを総合的に評価すると、その録音評は。かなりの高評価が予想出来ます。
他の収録曲は、お約束の「イタリア奇想曲」と、「コサック・ダンス」(マゼッパより)です。
強いて言うなら、カンゼル&シンシナティの「スラブ行進曲」も収録して欲しかったです。
また、私はこのCDで「カンゼル節(カンゼル&シンシナティ独特のサウンド)」を実感しました。
(それがどんなのか、一言では言い表せませんが、とにかく、いくつかの作品を聴き比べてみれば、自ずと判るはず(!)です。)
あと、録音時期が録音時期だけに、CDの他に「LPレコード」も存在しますが、こちらは「大砲」のシーンで必ず「針飛び」が予想されます。(笑)
↑そりゃぁ、「大砲の大音響(重低音)」の前に、レコード針も「為す術無し」でしょう…。(大笑)