「価格.com」で色々と調べてみましたが、ここ数年の「電気シェーバー」の傾向として、「スイッチ」を見ると「ボタンスイッチ」の製品が幅を利かせて来ましたね。
そのせいもあってか、「ユーザーレビュー(コメント)」を見ると、「ボタン式」に限っては、特にバッテリーがヘタって来ると「髭を咬み込んだ状態で良く止まる!(怒)」と言うのを良く目にします。
逆に「スライドスイッチ」が多い「安い製品」は、そう言ったトラブルがあまり無く、「安かろう悪かろう」と言う先入観(イメージ)を良い意味で「裏切られた」と言うんですね。

ただ、そんな「スライド式」の製品も、難点は「バッテリー」にありますね。
コスト削減のためか、良くて「ニッケル水素(Ni-MH)」、それ以外は「ニッカド(Ni-Cd)」なんですね。
「スライドスイッチ」で「リチウムイオン(Li-ion)」の製品って、ホントに無いですね。

「ボタン式」の製品は、一度「スタック(停止)」すると、そこでスイッチ自体が切れてしまうため、再度スイッチを「クリック」する必要があるんでしょうね。
だから、私の父の例ですが、「ボタン式」で「リチウムイオン」のシェーバー(N社(現P社))を使っていて、濃い髭を「ガリっ!」と咬み込んだだけで簡単に止まると言うんです。

「スイッチの構造(仕組み)」を理解すれば「当然の結果」ですよね。
それに対して、「スライド式」は、一端スイッチを「ON」にすると、余程の事が無い限り、バッテリーがヘタらなければ「スタック」する事は殆どありません。
(「OFF」にしない限りは、常に「ON」な訳ですね。)

「安全性」を最優先したのか、それとも「扱いやすさ」のためなのか、この「ボタン式スイッチ」は、逆に言えば、「(ちょっと負荷をかけただけで)簡単に(わざと)スイッチが切れて困る」代物ですよね。

だからでしょうか、私が「良いなぁ」と思ってつかっている某H社の「ロータリー」ですが、最近の製品は、スイッチがどれも「ボタン式」で、それ故に「良く止まるから頭に来る!」と、結構「不評」なんですね。
それでなくても、「安いロータリー」に関しては「中国製」と、更に「悪いブランドイメージ」ばかりが一人歩きしている様に思われます。
(私が今でも「我慢して」使っている「ロータリー」は、「日本製」で、スイッチは「スライド式」です。)

ただ、コイツも、バッテリーが「ニッカド」なので「寿命」になっていますし、アダプターの「シェーバー本体側に接続するプラグ」の根元から「電線」が剥き出しになっている状態で、「いつ断線してもおかしくない状況」なのです。

今の「ロータリー」に関して言うなら、メカ自体は非常に優れていると思いますし、「ボタンスイッチになってからの不具合」は明らかですから、まず最優先に改善すべき点は「メインスイッチのスライド化」でしょうね。
あと、大変だろうとは思いますが、「他社の製品との市場における競争力」を考えると、やはり「コスト削減」は当然でしょうね。
「他社の製品」に比べると、どうしても「高価なイメージ」ばかりが目立ちます。

事実、購入時に「ロータリーは…、良いんだけど高いんですよねぇ…。」と、店員にあえて「苦言」を呈した事があります。
他社の製品では「3枚刃」が当たり前に購入出来るのに、「ロータリー」に関しては、精一杯値切って(勉強して頂いて)ようやく(やっと!)「2枚刃」が予算ギリギリで手に入るんですから、「ブランドイメージ回復の切り札」としては、「1枚刃だけど国産です」などと言わず、改善すべき点を徹底的に改善し、ユーザーのニーズに合った製品開発を行って欲しいです。
現行製品の「1枚刃だけど国産です」なシェーバーも、悪くはないと思いますが、やはり、スイッチは「ボタン式」ですし、カタログでは「小綺麗」に見えても、実際はどうしても「安っぽく」見えてしまいます。
他社製品は勿論、同社の旧製品と比べても「性能的に見劣りするのに、何故か値段が高い」と言うイメージを受けましたね。
「一応国産になったけど、1枚刃だし、高い…」
そう言ってしまえばそれまでですが、「何処が悪いのか」を、良く考えて製品開発して欲しいですね。

「自動洗浄」も「あればあったで良いかも知れないけど、そこまでやっちゃうとメチャクチャ高くなっちゃうから、そんなんだったら別に必要無いし…」とも思いますね。