10年以上も前の話ですが、セガから発売されていた「テラドライブ」というPCがありました。
確か、DOS/V機でCPUは「i386sx」。
今から思えば、自分も会社で最初に使っていたのがそんな性能の「PC-98」だったなぁ…なんて気もしていますが、その「テラドライブ」のCMをやっていたのが、「20世紀最後のアイドル」と呼ばれていた、あの高橋由美子でした。
商品のキャッチコピーは「2つの頭脳が同時に動く」と言うものでした。
何が「2つの頭脳」なんだと思ったら、当時、セガでは、家庭用ゲーム機として「メガドライブ」を発売していました。
その「メガドライブ」の機能をPCとドッキングさせたのが、この「テラドライブ」だったのです。
その証拠に、「メガドライブ」の心臓部(頭脳)として、「68000」(モトローラ)も搭載されていたのです。
でも、実際、良く考えてみると、キャッチコピーの如く「2つの頭脳が同時に動く」などと言う事は、今のご時世の「マルチコアなCPU」とは根本的に違うので、どう考えてもありえない事なのです。
そう言えば、シャープの「X1シリーズ」にも似た様なPCがありましたねぇ…。
構造的には、「X1G」に「PCエンジン(HEシステム)」をドッキングさせた代物でした。
まぁ、これに関しては、ゲーム機「PCエンジン」の開発に、ハドソンが一枚絡んでいて、また、「X1」のソフトウェアの開発もハドソンが行っていた敬意から、両者のジョイントと相成りました。
もう1つ、NECで言えば、「PC-98」と「PC-88」のジョイントマシンとして発売された「PC-98DO」もありました。
「98のソフトも、88のソフトも、両方使える」と言うのがセールスポイントでした。
後継機として、「PC-98DO+」も、確か発売された記憶がありましたが、このPCの登場が大きなターニングポイントとなったのか、その後、時代は「8ビットPC」の代表格であった「PC-88」から、「16ビットPC」の代表格であった「PC-98」へと世代交代が起こり、程なくして、「PC-98」自体も「16ビット」から「32ビット」へと進化を遂げました。
「32ビット時代」になり、「純国産標準機」だった「PC-98」も、「DOS/V(AT互換機)」の台頭、そして「Windows」の登場により、そのアーキテクチャの変革を迫られ、「VALUSTAR」の登場により、「PC-98」と言う概念自体が完全に消滅してしまいました。
さて、話は元に戻りますが、まぁ、どれも「ハイブリッドマシン」ではありましたが、動作モードを切り替えて使う以上、「2つの頭脳が同時に動く」と言うのは、大きな間違いでしたね。
確か、DOS/V機でCPUは「i386sx」。
今から思えば、自分も会社で最初に使っていたのがそんな性能の「PC-98」だったなぁ…なんて気もしていますが、その「テラドライブ」のCMをやっていたのが、「20世紀最後のアイドル」と呼ばれていた、あの高橋由美子でした。
商品のキャッチコピーは「2つの頭脳が同時に動く」と言うものでした。
何が「2つの頭脳」なんだと思ったら、当時、セガでは、家庭用ゲーム機として「メガドライブ」を発売していました。
その「メガドライブ」の機能をPCとドッキングさせたのが、この「テラドライブ」だったのです。
その証拠に、「メガドライブ」の心臓部(頭脳)として、「68000」(モトローラ)も搭載されていたのです。
でも、実際、良く考えてみると、キャッチコピーの如く「2つの頭脳が同時に動く」などと言う事は、今のご時世の「マルチコアなCPU」とは根本的に違うので、どう考えてもありえない事なのです。
そう言えば、シャープの「X1シリーズ」にも似た様なPCがありましたねぇ…。
構造的には、「X1G」に「PCエンジン(HEシステム)」をドッキングさせた代物でした。
まぁ、これに関しては、ゲーム機「PCエンジン」の開発に、ハドソンが一枚絡んでいて、また、「X1」のソフトウェアの開発もハドソンが行っていた敬意から、両者のジョイントと相成りました。
もう1つ、NECで言えば、「PC-98」と「PC-88」のジョイントマシンとして発売された「PC-98DO」もありました。
「98のソフトも、88のソフトも、両方使える」と言うのがセールスポイントでした。
後継機として、「PC-98DO+」も、確か発売された記憶がありましたが、このPCの登場が大きなターニングポイントとなったのか、その後、時代は「8ビットPC」の代表格であった「PC-88」から、「16ビットPC」の代表格であった「PC-98」へと世代交代が起こり、程なくして、「PC-98」自体も「16ビット」から「32ビット」へと進化を遂げました。
「32ビット時代」になり、「純国産標準機」だった「PC-98」も、「DOS/V(AT互換機)」の台頭、そして「Windows」の登場により、そのアーキテクチャの変革を迫られ、「VALUSTAR」の登場により、「PC-98」と言う概念自体が完全に消滅してしまいました。
さて、話は元に戻りますが、まぁ、どれも「ハイブリッドマシン」ではありましたが、動作モードを切り替えて使う以上、「2つの頭脳が同時に動く」と言うのは、大きな間違いでしたね。