スパ・フランコルシャンで行われた(伝統の)ベルギーGPですが、ライコネンがあんなに大逃げを打っていたにも関わらず、レース中継の映像を見ながらネットで決勝リザルトをチェックしてみたら、その時点では1位にハミルトン、2位にマッサ…、あれ?ライコネンは?と思ったら順位的には「完走扱い」…。
終盤に何らかの「アクシデント」があったに違いないと、その時点で直感したのですが…。
そして、先ほど、録画しておいた映像のラストシーンをチェックしたら、残り約1周となる最終コーナー手前(バスストップ・シケイン)でスピンを喫してそのままガードレール(ウォール)にヒットして「リタイア」したライコネンの映像が…。
そう、レースの神様は、「スパ・ウェザー」と言うアルデンヌの森に棲む魔物を召喚し、ベルギーGPのレース最終盤を「演出」したのでした…。
ライコネンがリタイアした事で「俄然Yeah!」となったのがマクラーレン陣営。
ファイナル・ラップを慎重に締めくくって最初にフィニッシュ・ラインを通過したのはハミルトン。
マッサの必死の追い上げも、その時点では叶わなかった、と言う事でした。

しかし、レースはこれだけでは終わらず、レース終了後、「スチュワード(審議委員会)」から「シケイン・シュート・カット(不通過)」の裁定がハミルトンに下り、最終的なリザルトは、1位にマッサ、2位にハイドフェルド、3位にハミルトン…となりました。

恐るべし「スパ・ウェザー」…。(笑)
これでマッサがハミルトンにポイントで肉薄(2P差)したから、ある意味、チャンピオン争いが俄然面白くなったんじゃないかなぁ…。