私がボーナスで買った初めてのPCがEPSONの「PC-386M」でした。

3.5インチで、基本的に縦にも横にも置けるPCでした。

今じゃぁ「PC-98」と言うアーキテクチャそのものが消滅してしまいましたが、その頃、まだ「コンピュータのジャパニーズ・スタンダード」として君臨していた「PC-98」の「互換機」の一つとして、EPSONが発売していた機種でした。

(3.5インチと言うポイントを考えると、「PC-9801DS(U2?)」と同等のスペック(i386sx-33MHz)だったと記憶しています。)

当時、会社で使っていたPCが丁度「98DS」だった事もあり、当時贔屓(ひいき)にしていたPCショップからのDMに載っていた特価品(シャープ製ノーマルディスプレイとのセット)でした。

PC-98シリーズ(純正品)は当然高価だったので、安価でも個人的には何とか対応出来ていた「互換機」に手を出してしまいました。

まぁ、ぶっちゃけ、同じ会社の友人(当時)も「互換機のノート」だったし…。


「ROM BASICの有無」が「純正」と「互換機」の違いだった訳ですが、OSなどのプログラムにおけるそのチェック(判定)をごまかす(外す)ために「ソフトウェア・インストレーション・プログラム(SIP)」なるものがEPSONからショップを介して無料配布されていました。


こいつに関しては、アキバで外付けのHDDと5インチFDDを調達し、どこかのショップの特価品か何かでEMSメモリを調達し、それぞれ増設しました。

まだその頃は「PC(クソ)ゲーマー」だった事もあり、そんな位しか手を加えませんでした。


そして、「486時代」になり、その頃、巷では「i386sxの上からそのまま覆ってしまう形の486互換CPU(主にCyrix<Cx486sx>)」が出回りましたが、CPUのロットをチェックしたら「非対応」だった事もあり、それ以上のアップグレードを断念し、某リサイクルショップに「下取り」に出し、「PC-9821As/U2」を購入しました。


ただ、この時の事を思い出すと、今でも「PCの本体(それも中身はハードディスクも何も無し)如きに30万オーバーなんて、本当に馬鹿馬鹿しい買い物だったよなぁ…」と思う事が多々あります。

実際、「As/U2」で当時丁度その位(約33万)でした。