駄足かも知れませんが…
98時代、初めてのグラボとして買ったのが、アイオーデータ機器の「GA-1024AL」でした。
純国産(自社製)のグラフィックチップ「ZF16」を採用し、グラボの創世記を支えた製品でした。
前作「1024A」の廉価版と言う事から、型番の末尾に「L」が付いています。
同社とメルコ(現バッファロー)の製品では、当時まだまだ現役だった「アナログ400ラインディスプレイ」を有効的に使う機能として「疑似VGA表示モード」(画質を度返しして強制的にVGAモードで表示してしまう)がありました。
Cバス版のグラボでは当たり前に付いていました。
メルコの製品でシーラスロジックのチップを搭載したグラボが発売されましたが、それよりも、画面の表示能力(速度)は優れていました。
その後、シーラスのグラボで本格化した、グラフィックチップのマルチビット化に伴い、アイオーデータ機器の後発グラボ「ドラゴンスター64V」(確かDRV2/98だったと思う)に乗り換えましたが、それまで使っていても、結構パフォーマンスに優れたグラボでした。
「DRV2/98」は、「Trident64(V?)」をチップに使っていました。
98(Cバス)の製品としては、恐らくこれが最後で、最強だったと思います。
(チップの性能だけで言えばね。)
ライバルのメルコに関しては、ドライバのチューニング不足もあったのか、それとも、ボードの回路設計が上手くなかったのか、使用感的には、どれもイマイチだった様です。
(シーラスのチップそのものも、元々大した代物じゃなかったし…。)
↑何であんなに重かったんだろう?(笑)
そして、アイオーデータ機器製の「S3 ViRGE DX搭載グラボ(確かポリゴン何とかと言った様な…)」と一緒に零號機に(半ばオマケで付いてきた)ISAバスの「TVチューナーボード」は、グラボと専用ケーブルでブリッジ接続する形でしたが、「PCの画面上でTVが見られる」と言う、ただそれだけの代物でした。
ハッキリ言って、無駄な代物だったので、即行で外しました。(笑)
今の地デジボードとは大違いの代物でした。
「ISAバス」って、そんなんも昔はありましたね。
今では「PCIバス」が「過去の遺産」となりつつありますが…。
「AGP」は完全に「過去の遺産」になってしまいましたね。