パナソニックの新アルカリ乾電池「EVOLTA(エヴォルタ)」に関しては、「ギネス記録」も絡んで各方面で大々的に報道されていました。
「一番長く使える乾電池」と言うのがギネスの記録として認定されたそうですが、「賞味期限=10年」は確かに長いですね。
容量的にも「長持ち」なんでしょう。恐らくは…。
これに伴い、従来の「金&赤パナ」も値下げされ、「そこまでしなくても…」と言うユーザーにはリーズナブルな価格設定になったと思います。
なお、「廉価版(お買い得品)」の「金パナ」は姿を消しましたし、「オキシライド」についても、「ワゴンセール」にて「最終処分価格」で販売されていました。こちらも姿を消すのは時間の問題でしょうね。
そもそも、「オキシライド(ニッケルマンガン電池)」に関しては、発売当初から、「デジカメなど、その用途が限定されてしまう」と言った「使い勝手の悪さ」が指摘されていました。
パナソニック以外に関しても、東芝が「ギガエナジー」の製造を打ち切ったりと、「オキシライド系電池」の立場が揺らいでいたのも事実でした。
今回、「EVOLTA」の登場によって、「同社におけるオキシライドの存在意義は無に等しくなってしまった」と言って良いでしょう。
また、パナの「EVOLTA」との類似点も見受けられるマクセルの「VOLTAGE(ボルテージ)」。
こちらに関しても、それまで同社のトップモデルだった「イプシアルファ」に取って代わる新製品になったのは言うまでもありません。
※但し、同社の「イプシアルファ」に関しては、「ニッケルマンガン電池」ではなく、あくまでも「アルカリ電池」と言う扱いでした。
私が思うに、「アルカリなのにこの価格設定は何?(高くねぇ?)」と思った消費者も多かったと思われますし、「そんなんだったら『ダイナミック』で十分」と思った事でしょう。
この2社が先行する形で始まった「新アルカリ乾電池商戦」。
他社も指をくわえ黙って見ている訳はなさそうですが、果たして、どうなる事やら…。
<追伸>
富士通もそう言えば、アルカリ電池のバリエーションが豊富ですが、その中身に「類似点」はあるんでしょうか?
また、「アルカリ電池」と言えば、以前から多く指摘されていたのが「液漏れ」と言う危険性。
普通に使っていても液漏れしてしまうのですから、その点に関しても「新アルカリ」に寄せる期待は大きいものがあります。
「乾電池のギネス記録」って事は、富士フィルムの「単3リチウム乾電池」をも性能面で凌駕したと言う事になるんでしょうかねぇ?