春の番組改編期、何の告知も無しにいきなり最終回を迎えたある番組がありました。
その番組の中での1コーナーで紹介されていたのが、信州は松本にある「女鳥羽(めとば)の泉」と呼ばれる湧水で仕込まれた地酒、その名も「女鳥羽の泉 大吟醸」。
いつもその番組ではたった1名にしか当たらない(だいたい)プレゼントなので、期待半分と言った感じで今回も応募してみる事にしました。
(まぁ、十中八九、九分九厘、当たらないだろうなぁ…と思って、正直、応募してからコロっと(すっかり)忘れていました。)
なお、その蔵元は善哉(よいかな)酒造です。
http://www.mcci.or.jp/www/yoikana/
その後、仕事を終えて帰宅したら、FM長野から荷物が届いておりました。
(おぉ!当たった!久しぶりの大吟醸だ!ラッキ~♪(^^))
まずは、とりあえず手始めに「常温」で呑んでみました。
愛用のぐい呑みに注いだ瞬間から、フルーティーで華やかな香りが漂ってきました。
う~ん♪良い香り♪(^^)
これぞ正に「大吟醸」という感じの香りです。
もう何とも言えません。たまりません。(笑)
そして、一口含んで転がし、喉に通すと、すっきりとしていながら、大吟醸特有の華やかな香味が口の中いっぱいに広がり、それは次第に五臓六腑に染み渡る感じで胃の中へ…。
そのフルーティーな香りは白ワインをイメージさせ、「チーズと合いそうだ!」と思い、チーズ(カマンベール入り6Pチーズ)を食べながらチビチビと呑ったら、やっぱり合うんだね。これが!
(ビンゴ!って言うか、マジヤバいし、コレ…。<笑>)
まぁ、滅多に呑めない大吟醸。ただ、4合瓶と言う事を考えると、だいたい4日で無くなる計算になる訳ですが…、こんな贅沢な日本酒でも、人によっては、何の見境もなく、味わいもしないで、一気に1瓶空けちゃう人もいるんだろうなぁ…、なんて事も考えたりして、思わず「もったいない!」と言う感覚を憶えたりもした訳でして…。
と、そこで思い出したのが、先日の「酒の陣」で呑んだ「越淡麗 大吟醸」。
それとは全く違った香りでありながら、これはこれ、あれはあれで、それぞれ個性的な香りの漂う大吟醸酒である事を、改めて実感したのでありました。
信州の酒。酒米は「白樺錦」か何かかと思いきや、オーソドックス(ポピュラー)な「山田錦」(39%)でした。
そして、仕込み水は「女鳥羽の泉」、酵母には「アルプス酵母」…。
その他に違いがあるとするならば、「蔵癖(くらぐせ)」かなぁ…などと思ったりもした訳でした。
「大吟醸…この香りが嫌い」と言う人もいる様ですが、この香りが無ければ、大吟醸じゃない訳でして、ましてや、「燗で呑む」などと言う「罰当たりな行為」は、個人的には、「日本酒道に反する行為」とだ思っています。
(そりゃぁ、大吟醸などの香りが強い日本酒を燗して呑めば、不味いに決まってるだろうよ…。(汗笑))
