「チョコに合うちょこっとしたお酒」、某T局から頂いた。(黒猫さんから小包着いた♪<笑>)
その名も「カワセミの旅」。純米酒。180mlの小瓶入。
「チョコを摘みながら、冷酒で呑(や)りな。」
そういう日本酒らしいですわ。どうやらね…。
う~ん、どんなんかなぁ?こんなんかなぁ?
チョコも無いのに、酒だけ呑んでもなぁ…。(汗笑)
と思い、近所のコンビニで入手した猪口、じゃなくてチョコは、森永の「カレ・ド・ショコラ<ベネズエラ・ビター>」。
チョコのネーミングに惹かれてピックアップ。(笑)
そして、お酒の方は、冷蔵庫で予(あらかじ)め冷やしておいて、愛用の猪口(元々は焼酎のオマケ<有田焼>)に注いで準備OK♪
まず、チョコを食べずに酒を一口…。
鼻を近づけた時には、成る程、甘い香りが漂う感じだったが、口に含んでから喉越しまでは、一種独特の「クセ」を感じた。
後で良く考えたら、(良い意味で)「枯れた日本酒(古酒)」の様な、それでいて、あの甘い香りは「芋(焼酎)」にも似た感じだった。
恐らく、ワインに例えるなら「(程良く)熟成した甘口の(ヴィンテージ)ワイン」の様な感じなのではないだろうか?
↑ワインの事は良く判らないが…。
そして、いよいよ、チョコを摘みながら呑む事に…。
チョコを食べてからの一口目で、「あっ、コレ結構合うわ!イケる!」と直感出来た。
カカオの香りと、この日本酒が持つ芳醇な香りが、これ程までにピッタリ合うとは、私自身もホントに驚いた。
(カカオと日本酒、案外合うもんだねぇ~。(へぇ~))
↑ただ、これが他の日本酒だと、「どうだろう?」と首を傾げてしまうかも知れない。
そこで、ふと思い出したのが「ふなぐち菊水」の「熟成」(赤缶のヤツね)。
蔵元によると、「ふなぐち菊水」は、ある程度熟成が進むと、「ブランデーの様に芳醇な香り」を楽しむ事が出来るそうな。
※実際、正にその通りで、ホントに芳醇な香りを楽しめる。
この「熟成ふなくち」でも、試してみるだけの価値はありそうだ。
あとは、私がこの酒のフィーリングとして感じた「芋(焼酎)」との相性だ。
これも、結構合いそうな予感はする訳で。
ただ、ここで間違って欲しくないのは、あくまでも、ピックアップするチョコは「普通のカカオチョコ」と言う事。
(特に、私は「ビターチョコ」がオススメだ。)
カカオの入っていない「ホワイトチョコ」や、「フルーツチョコ」は、「カカオの香り」を一緒に楽しめないのでNGだと思うし、特に「フルーツチョコ」は、「フルーツの余計な香り」が邪魔をしてしまうだろう。
まぁ、「トライしてみる価値が全くない」とは言えないが…。
「一癖(ひとくせ)ある酒とカカオの香りのコラボレーション」
チョコと日本酒の新しい発見だった。
「加糖リキュール入りのボンボン」とは、またひと味違うね。絶対…。
何だか、ソムリエでもないのに、ソムリエっぽい事言ってしまった。(笑)
結局、何だかんだで、気付けば半合位呑っただろうか。
「あ、もったいないから…」と、その辺でやめておいた。
翌日、「生チョコ」を摘みながら呑ってみたが、前日にピックアップしたビターチョコ程の好印象は得られなかった。
「口溶けの問題」と「カカオの香味の差(違い)」が、「この酒とピックアップするチョコとのマッチング(相性)」としてハッキリと出たのだろう。
今度は「熟成吟醸 ふなぐち菊水」など、他の酒で是非とも試してみたいと思う。