昨秋から今春にかけて、各社揃って意欲作の発表が相次いだと記憶しているが、ペンタはHOYAとの合併(資本提携)問題から、製品開発への影響が心配された。
とは言うものの、「K100D」は伸び悩む売れ行きとは裏腹に、各方面で高い評価を得ていた。
同社の持つ高い技術力の現れなのではないだろうか。
また、注目されたパナ初のデジタル一眼「L1」は、思った程振るわなかった様だ。
コニカミノルタを吸収する形で「α100」を発表したソニー。
同製品に関しては、マニアの間でも賛否両論あった様だが、同社にとっても、そして吸収されてしまったが旧コニカミノルタの技術者にとっても「ビッグニュース」となり、話題性などの点でも注目作となった。
オリンパス、ニコン共に、ここへ来て「軽量コンパクトで高性能なデジタル一眼」をコンセプトに、「E-410」と「D40X」を発表した。
実際、製品を持ち比べてみたが、両者共、確かに軽かった。(特に「E-410」の軽さには驚いた。)
500gよりわずかに重いが、キャノン「EOS Kiss Digital X」も、同社のブランドイメージと共に、こちらも「小型・軽量」をコンセプトに製品開発に力を入れている様に思える。
そして、今秋。ソニーが更に進化した意欲作「α700」を発表した。
他社もそれと同じくして新製品を発表したが、この「α700」、前作の「α100」と、サイバーショット「R1」のコンセプトを融合させる様な形で生まれた様に思われる。
更に「レンズキット」と言う形で「1000セット限定」で発売されると言うから、話題性も十分だ。