先日、ヤフオクでバリコン式FM/AMアナログチューナー「KT-1100」(トリオ)を落札、入手した。
今まで「KT-1100D」(ケンウッド)を使っていたが、某サイトで「KT-1100」の存在を知った。
同じ「1100」を型番に持つ機種だけに、何処か惹かれるものがあった。
輸送時の影響か、若干の同調ズレを確認、ネット検索で「KT-80のリニューアル」と題した記事を発見し、その記事を参考に調整作業を行った。
作業を終え、アンプに接続して聴いてみた。
性能面ではやはり「KT-1100D」に軍配が上がるが、他機種との比較では、名機「L-03T」とほぼ同等の性能を誇っている。
音の方向性は昔も今も(?)変わりなく、「同社のCDプレーヤーの音を聴いているかの様な音」で、「KT-1100D」の「シャープで奥行きのある音」を若干マイルドにした感じの音だ。
デジタル全盛の時代だからこそ、逆にアナログ的な音の指向が見直されてきている様に思われる。
「名機の血統」を感じさせるその「音」に、思わず「ハっ!」とさせられる瞬間がそこにあった。