テクニクスのSU-V90Dを永年使っている。

かれこれ約20年程前に発売されていたものだ。

このアンプ、実は、製造中止に伴う「展示処分品」として売っていたものを購入したのだ。

それから数えてもかなりの年月が経過しており、不具合が生じてもおかしくはない。

実際、かなり前から音の出が悪い。

片チャンネルしか音が出ない事は日常茶飯事で、もはや通常の使い方ではまともに音が出てくれない。

恐らくは「リレーの劣化による接触不良」と推測される。

が、問題のリレーのカバーが外れそうで外れてくれない。

外から見ても「真っ黒」なのが良く判るが、ボンネットを外しただけで見えるのは「パワーアンプ基盤」。

もっと重傷な「プリアンプ基盤」はどうやらフロントパネルの裏側にあると思われる。

が、いずれにしても、一筋縄では行かない様子。

だからと言って、修理に出して治る代物でもなさそうだ。

実際、某筋からの情報によると、交換可能なリレーの部品は調達不能とか…。

で、このアンプの「今まで滅多に使っていなかった機能」を試す事に…。

「パワーアンプダイレクト」。

コイツに関しては、特に「アナログ系統」は全く使っていなかったのである。

ネジの緩みか何かで、「デジタル系統」の「光入力」の具合が良くないが、こっちを使うよりは「同軸入力」の方が音が良い。

CDプレーヤー(テクニクス SL-P770)をデジタルの同軸入力に接続した。

いざ、音出しのテストをしてみる。

少々難ありか?と思ったが、まぁまぁ行けるかも知れない。

今までよりはずっとマシか?

信号伝送経路の都合上、トーンコントロールなどの調整が出来なくなった。

が、「原音を原音のまま表現する(原音再生)」に徹した設定になったので、これはこれで良いのかも知れない。

実際、トラブってからと言うもの、「トーンコントロール」等の機能は使っていなかったので、「素の音」には慣れていた。

あとは、「FMエアチェック」という言葉自体が「死語」になっており、ラジオ放送を録音する事もすっかり無くなってしまったので、チューナー(ケンウッド KT-1100D)をパワーアンプダイレクトの「アナログ」に接続した。

こちらも音出しのテストをしてみる。

音場の定位(バランス)も取れていて、流石は「名機の音」だ。

予備にミニコンのアンプ(ケンウッド)があるが、コイツの音は「安っぽい」ので、いつまで持つか判らないが、とにかく、当面はこの設定で行ってみようと思う。

(スイッチングノイズの「電気ショック」という「奥の手」もいつまで通用する事やら…。)