2024年1月4日朝、サンは旅立ちました。
14歳7ヶ月でした。
14年間一緒にいたのに、今は、つらかった最後の1ヶ月のことしか思い出せません。
毎日点滴に通って、クリスマスも、大晦日も三が日も通院しました。
(2023年12月24日)
(元日)
(1月2日)
最後の5日間は、下痢と血便、血の混じったよだれ、
亡くなる2日前からは、意識が朦朧として、目も耳も、反応がありませんでした。
枯れ葉のように軽くなってしまった体を、寒空に連れ出して、診察台に乗せて、針を刺して、
血液検査の数値は悪くなるばかり、
体重は減り続け、3キロを切る寸前でした。
3日は『様子を見て電話します』と言って、翌日の予約を入れずに帰りました。
それでも、サンが少しでも楽になるなら、点滴を続ける選択肢もありました。
徘徊が始まっていたので、リビングに布団を敷いて寝ました。
サンは、夜中にトイレ付近を長時間徘徊し、明け方、自分のベッドに戻り、真ん中で丸くなって寝ました。
朝、夜勤から戻ったパパを確認するため、ベッドから頭だけ上げて、
家族がそろったことを見届けて、
少しの朝ごはんをシリンジから飲んで、
体勢を変えることなく、しばらくして、少し咳き込んで、
そのまま、逝ってしまいました。
『もののけ姫』のモロが、最後の力で首だけで動いてサンを助けたように、
サンも最後の力を残してパパを待っていたのかもしれません。
火葬に出す直前まで、『亡くなってますよね?』と何度も確認してしまうほど、
生きている姿そのままでした。
つらかったね、苦しかったね、気持ち悪かったね、痛かったね、
ごめんね、かわいそうに、
ひとりでお空で、さみしいよね。
サン
2009.5.7-2024.1.4
腎臓の老化(老衰)