今日から数日、東京の大学で就活講座の一環として、面接対策講座が始まる。

夏と冬の集中講座で、4年目に入る。

有料ではあるが、例年に無く受講予約者が多い、とのこと。

アベノミクスの影響で、大企業の採用数は増大しているが、全ての

就活生に恩恵が行き渡る状況では無い。

 新卒者の競争倍率は1,28倍ではあるが、それでも昨年3月の卒業者55万人の内、

約20%、11万人余りが、非正規労働者もしくは未内定者であった。

 今回の講座は時期的に大学側からの要請で、面接対策講座であるが、やはり

自己認知の作業が基礎になる。その上での企業理解や社会理解である。

 興味関心・能力・価値観という就業における自己認知がなされないままに、

就活に入っても、残念ながら自分が求めるゴールが見えずに、

敗戦を繰り返して、自己効力感を下げるだけである。

 2年生の冬から受講してくれている学生がいるが、本人曰く

「自分の本当の気持ちを理解することが難しい」という。

 変わりゆく思いの中でも、なんとか自分をとらえて、

自己実現の道を切り開いてあげたい。

 

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