昨日訪問した企業は、特許法人とビックデータコンサル企業。
いずれも多大な業務を抱えて、人材ニーズが極めて高い。
勿論いずれも求めるスペックは極めて高いが、人材はいくらでも欲しい、
という状況である。
平均求人倍率などはこの世界では意味が無い。
とりわけ知財関連業務は、グローバル化の中で、
その業務量は増えることはあっても減ることは無いだろう。
新幹線の車中でWEDGEを読んでいたら、
「厄介者、パテントトロール」という記事を見つけた。
「自分では発明せずに第3者から特許を買い取り、
組織的に特許裁判をおこす、主として元金融出身者」を指すとのこと。
ここでもやはり知財専門家の活躍の場が、
負の意味かも知れないが、あるだろう。
今我が国で「石炭企業を目指します!」と公言する学生がいれば、
珍しいし、何を考えている?と思われるであろう。
しかし中国では石炭産業は今でも大きな市場を形成している。
又中国では新卒の採用市場が冷え込み、
多くの中国人が海外、とりわけ隣国である日本になだれ込んでいる。
韓国では上場企業の三分の一しか新卒採用を行わないため、
従来以上に海外市場での就活に励んでいる。
中日韓の国民感情とは別に、採用市場は正に市場原理に従い、
動いている。
私がお会いしている中国の方も、生きることに一生懸命である。
日の丸を背負い、これからの我が国の未来を切り開く日本の若者に
キャリアマインドを醸成し、就業の中で自己実現の道を切り開いて
頂くことをミッションにしている我々にとっては、
看過し得ない現実がそこにある。
ssc@gol.com