認知行動療法、特に僕の場合は認知療法のスキームが僕自身の思考に与えた影響を考えてみたい。



認知療法のテクニックというより、その基本的な考え方である下記である。


出来事は、自分のその捉え方で、その後の自分の感情を作る


いわゆるABC理論である。


それは、


“世界は自分の目を通してしか認知されない”


というふうな意識を僕に植え付けたように感じる。


自分はこの世界の一つのパーツなのではなく、

自分は、この世界から分離された、この世界の観察者である、というような感覚


もちろん、いつもそんな感覚ではなく、この世界の疾風怒濤に飲み込まれ、世界の荒波に翻弄されてしまうことのほうが多い


海の波が大きくなって、やがて桟橋の上で眺めていた自分の足元も濡れ始め、徐々に身体にも波しぶきがかかり、ついには波に飲み込まれてしまうような感じ


ただ、意識を戻せば、以前は波を眺めていたのに…ということが思い出される


世界と自分の分離

打ち寄せる波と、それを桟橋から眺める自分


客体と主体

客体と思っていたものは、主体の主観


うまく言えないけど、なんかそういう意識がある