それでは、ヒプノで見たり感じたりする映像と、睡眠時に見る夢の違いとは何かです。
睡眠時に見る夢は、自分では理解できない内容であったり、訳の分からない状況であったり、そして起きて意識がはっきりすればするほど思い出そうとしても思い出せないものがほとんどだと思います。
夢分析の観点からすると、夢は自分の無意識からその人にとってのメッセージ。その夢の意味を理解すると、今自分が直面していることの意味や、どのように進んでいくかなど、「今の自分」がより深く理解できます。ただ、それは無意識からのメッセージであるために、簡単に分かりやすいそのままの形では表現されないのです。
というのは、無意識にはその人が現実社会や人間関係等々、「生きやすい」ようにするために抑圧したものが眠っている場所。もちろん、大きな可能性を秘めている場所でもありますが、もしも無意識があなたへのメッセージとして、その抑圧したものにあなたが向き合わないといけない時がきていると知らせたいとします。
しかしその内容は基本的には抑圧されたものなので、本人は見たくない、思い出したくないもの。意識したくないものなのです。そのため、意識が寝静まっているときは、その意識の部下である検問所のようなところが作動し、その抑圧されたものを通さないようにするのです。しかし、無意識はその検問所をなんとか通過して、本人に気づいて欲しいのです。
では、どうするか。
そう、「化ける」のです。抑圧されたものそのものの姿で検問所に向かわず、姿形を変えるのです。
つまり、無意識はあなたに気づいて欲しいがために、検問所を仮装して(化けて)くぐり抜け、そして夢として上映するのです。
だから、睡眠時に見る夢は、「化けて」いるのです。簡単には意味が分からない(笑)
ヒプノの場合は、意識がある状態で見るので、途中で見ることをやめることも出来るなど、意識的にその場をコントロールできるため、例え抑圧されていたものでも、「化けて」いないそのままの映像を見せてもらえるのです。
それが夢とヒプノセラピーの違いです。