愛せない者を愛せるか?「聖なる愛が吹いている」 | ルーク4のブログ

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神様がクリスチャンに与える愛、夢、希望、信仰の証を中心に書いています。

2017年6月に、親の愛情を知らずに育った子供たちや人々に聖書の教えを歌にして伝えたいというコンセプトから、作詞作曲をして御言葉の歌を制作しました。

 

その事に賛同してくださったゴスペルシンガーの「べドウ路得子」さん「SACHIKO」さんが参加してくださり、アレンジャーのSATOSHI MASUDAさんたちでCDを作りました。

 

そして、教会でコンサートを開催したいと思い、開催することになった教会では、鑑別所や少年院を出所した少年・青年たちを支援するNPO法人を設立していました。

 

そこの牧師は元不良で少年院の出身者だからです。

 

そこで、世話をしている少年・青年たちの多くが、親の愛情を知らずに育っていました。虐待の経験を赤裸々に語る青年もいました。

 

 

その事を知って、自分自身は不良ではないし、不良の世界を知らないけれど、親の愛情を知らずに育てば「愛」がわからず、自分自身や人を傷つけてしまい、鑑別所や少年院に入ってしまっても不思議ではないと思われて、そのNPO法人を手伝うことにしたのです。

 

だけど、町の中で支援シェルター(ハイツ)を用意して、そこに住まわせるという事は非常に困難な事です。

 

保護観察所からの委託なので、保護委託費から家賃や食費などが与えられますが、働く場所が与えられないと更生して生きていくことは出来ません。

 

 

働く場所も少年や青年たちが望む夜の飲食店の仕事やパチンコ屋は禁止されていて、引っ越し屋や建築の現場仕事、溶接などの工場などの仕事場が雇ってくれました。

 

しかし、自分自身が経験しましたが、引っ越しの仕事は朝早いし、体力がいりますし、家具などを家の壁に当てないように、壊さないように慎重に運んだり大変です。

 

建築の現場仕事も朝早いし、気性の激しい人や元チンピラや元ヤクザもいますし、夏場は暑さで倒れそうになります。チッパーやサンダーなどの道具を覚えて使いこなすようにならなければなりません。

 

溶接やプレスの仕事は危険が伴いますし、早い技術が求められます。

 

まして、17歳~20歳の少年や青年たちです。本来なら高校生、大学生、専門学校生ですし、高校を卒業して働きだしても親と同居しているので、辞めたとしても安心です。

 

 

ところが、少年や青年たちは、両親もいないし、支援シェルター(ハイツ)の支援も数か月で終了します。それまでに働き続ける職場を探さないといけません。

 

そして、職場で頑張っても認めてもらえず、人間関係に苛立ち、つまずき、辞めて、怒りや将来に対する悲観的な思い、NPO法人の規則がいくつもあり、ストレスがあり過ぎて、真面目な大人をイジメのターゲットにします。

 

こちらは、まともにイジメのターゲットになりました。

 

その時に、この不良少年・青年たちを許せない思いにもなります。こんな最悪なヤツらは愛せない!と思います。

 

しかし、神様から与えられて御言葉から作詞作曲した数々の歌を思い起こされました。その御言葉の歌を歌っていると慰められたのです。

 

そして、肉なる自分は、自分をイジメる少年・青年たちを愛せないけれど、御霊の思いによって愛せるという原理を見出しました。

 

その中の1曲「聖なる愛が吹いている」です。