精神を患っている人たちを社会復帰させる働きを手伝って、約二か月になります。
世の中では、精神を患った人が殺人事件を起こしているニュースなどを見て、精神を患っている人たちを忌み嫌っている人が大勢いると思います。
自分自身は約10年前に、両親の離婚・失恋・職場でのイジメが重なって、精神を患った青年の面倒を見ていたことがあります。かなりイケメンでした。
浜崎あゆみの歌が大好きだったので、よくドライブに連れて行った時は、CDをかけてあげましたね。しかし、突然に飛び込み自殺したのです。。。
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精神を患った方たちの自殺は珍しくないそうです。
今、数人の精神を患った方の面倒を見ています。
一人は、過去に犯した罪悪感で苦しんでいました。幻聴や幻覚で苦しみ、「昔にひどいことをした人が殺しに来るから、死にたい!」と叫びます。
また、キリスト教の伝道で「神様を信じない人は、その罪のために地獄行きです」という教えによって、もう死ぬしかないと思い込みます。
※ キリスト教の滅びや地獄を言う宣教は、まるで地獄の案内人だと言う人が大勢いますが、まさに、その通りになっています。聖書には福音宣教で語られているのは「神様の愛」だけです。神様の大いなる慈愛と寛容によって、悔い改めに導かれています。
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精神を患った方たちを社会復帰させる働きでは、精神を患った方たちを「友達」だと思うようになります。
しかし、挙動不審だし、一緒に歩くと、本音は恥ずかしい思いがありました。冬休みで公園に子供たちが遊んでいます。見ると「変なおじさんが公園にいる」と噂をしています。親も「まさに危険人物のようで、子供に危害を加えるのではないか」という目で見る人もいます。
どこへ行っても嫌われ者になっていると思われました。まるでゴキブリだな。。。
でも人間です。話をすれば、いい人です。
しかし、もし自分が、公園で、見ず知らずの、この人を見れば、子供に危害を加えるのではないかという目で見るでしょう。
なんか悲しい話ですね。ですから、精神を患った方たちの現状を、本や歌にして伝えていこうと思いました。
知らないから、嫌われ者となり、知っていれば、友達になれるという現実を。
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ゴキブリは見ただけで嫌いなままでいいけれど、人間を見ただけで嫌いになるのは悲しい話です。
精神を患った方の家へ行き、掃除したり料理を作ってあげる訪問介護があります。
ゴキブリホイホイがたくさん置いてありました。
その人もゴキブリが大嫌いなので、話が盛り上がりました。
以前、風呂場の天井近くでゴキブリを発見した時です。ゴキジェットをかけると、飛んだのです。そして足にピタッととまったのです。
慌てて逃げたがコケてしまったのです。ゴキブリが飛ぶことを知りませんでした。
ゴキブリは飛ぶのです。もし顔にピタッとであれば、気絶していたでしょう。
次に発見した時、掃除機で吸い込む作戦を思いつきました。
かなり勇気がいったのですが、集中しました。ホースを近づけると、飛びましたが、すぐ方向転換して、横の壁にピタッととまったところを掃除機のホースで吸い取ったのです。
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知ることによって、問題が解決します。